俳優の菅田将暉が11日、都内で行われた、主演映画「キャラクター」の初日舞台あいさつに登壇。Fukase（SEKAI NO OWARI）、高畑充希、中村獅童、小栗旬、永井聡監督も出席し、本作への思いや作品の見どころを語った。

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　同作は、「20世紀少年」ほか、浦沢直樹作品を数多く手掛けてきたストーリー共同制作者・長崎尚志が10年の歳月をかけて練り上げたダークエンターテインメント。菅田は、偶然殺人犯を目撃してしまったことで運命が翻弄（ほんろう）されていく売れない漫画家・山城圭吾を演じる。

　緊急事態宣言が続く中で主演映画の初日を迎えた菅田は「この非常事態宣言の中へ個人の判断が難しい中、劇場に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございます。映画が公開できることを心から感謝しております」と感慨深い様子であいさつ。

　菅田はFukaseとの共演に「僕にとってFukaseさんが高校時代、初めて買ったCDのアーティストで憧れの1人だったので、劇中の山城にとって両角（もろずみ）は殺人犯なんだけど、どこか自分の個性とは真逆に居るアイデンティティーの塊の人にひかれていくというのを、Fukaseさんと演じられたことがすごくうれしいですね」と笑顔で語った。

　また、“実は私…〇〇キャラ”と題したフリップトークも実施され、菅田は「汁キャラ」と直筆で書かれたボードを掲げ、「この10年くらい汗、鼻、水、涙をすごくかいてきたなと。超汗かきなんです」と告白すると、小栗が「汁キャラ、“汁将暉”」と命名。続けてFukaseが「近くで演技をしていて“汁将暉”感じました」と報告し、会場が笑いに包まれた。

　最後に菅田は、「ご覧の通り、個性豊かなみんなで『キャラクター』という映画を作り上げることができました。そして今日公開することができました。きっと、ドキドキワクワク、そして少々刺激的な映画になっていると思います。ぜひ、楽しみにしてください」と呼びかけた。

　舞台あいさつの様子は11日24時ごろ、東宝movieチャンネルにてプレミアム公開される。