eスポーツ選手と“家族”の関係 キャリアの分岐点で背中を押した言葉「お前はまだやれる」

F・マリノスで迎える最初のシーズンに向けて気合は十分だ【写真:ENCOUNT編集部】
F・マリノスで迎える最初のシーズンに向けて気合は十分だ【写真:ENCOUNT編集部】

移籍を経験してあらためて実感したファンの存在「すごく励みになっています」

 後押しの言葉を受けてプロとしての挑戦を続けることを選び、F・マリノスで戦う権利をつかみ取った。そして移籍を経験したことで、自身を応援してくれる存在の多さをあらためて実感したという。

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「ファンの方からの応援は、すごく励みになっています。F・マリノスに入ったときも、返し切れないほどの応援メッセージをもらいました。自分は定期的にエゴサーチをするんですが、応援してくれている言葉が多いのはモチベーションになります。本当にたくさんの方に応援されていたことをあらためて実感して、そうした方々にいいところを見せたいという思いも強くなりましたね」

 もともと、「見てもらいたい」という意欲から役者を目指していたバーサ。離れるかもしれなかったプロの舞台に戻り、自分を見てくれる人々とのつながりを再認識したことで、“ファンのために”という思いは大きくなっている。

「『ファンの方の期待を裏切りたくない』という思いは強いです。F・マリノスに入ってプロの世界に戻ってきたことを、これだけの方が祝福してくれて、YouTubeではスーパーチャットもいただきました。ファンの人たちに顔向けできるように活躍したいとはすごく思います」

 昨シーズンはリーグ優勝を経験したとはいえ、自身の成績に満足はしていない。その目は30日に開幕する新シーズンでのさらなる活躍に向けられている。

「(昨シーズンのSHGでは)MURA選手が突出した勝率でチームをけん引していたので、『自分が引っ張りたかったな』という思いは正直、ありました。個人成績は勝ち越しこそしましたが、1勝分しか勝ち越していません。新シーズンでは、もっと個人の勝率を上げたいと思っています」

 伝統あるトリコロールのユニホームに袖を通して迎える新シーズン。家族のサポートとファンの期待に対して、バーサはこれまで以上の結果で応える覚悟だ。

□バーサ/1998年11月17日、山口県生まれ。福岡ソフトバンクホークスゲーミング「シャドウバース」部門に2019年の発足当初から2年間所属し、2020-21シーズンはリーグ優勝に貢献した。今シーズンから横浜F・マリノスeスポーツに移籍。「2Pick」フォーマットを担当する。
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