大友康平&DJ KOO、40年目の初共演 ともに生きてきた80年代は「ピュアでフレッシュ」

「誰もが歌える!」をキーワードにNHKに保管されている膨大な映像アーカイブなどを見ながらトークを繰り広げる音楽番組「歌える!J-POP黄金のベストアルバム30M」(BSプレミアム)がスタートする。初回放送となる23日のゲストはデビュー40周年を迎えたHOUND DOGの大友康平。80年代をテーマに自身のルーツからマニアックなステージマイクの知られざる秘密まで30分ノンストップのプログラム。聞き手は大友と初対面となるDJ KOOとJ-POP大好きなNHK廣瀬智美アナウンサーが担当。収録を終えたばかりだが、まだまだ話し足りないと大友とDJ KOOが、楽屋トークを繰り広げた。

ともにデビュー40周年を迎えた大友康平とDJ KOO【写真:本多元】
ともにデビュー40周年を迎えた大友康平とDJ KOO【写真:本多元】

大友康平のNGワードは「最近の若いもんは!」80年代は「ピュアでフレッシュ」

「誰もが歌える!」をキーワードにNHKに保管されている膨大な映像アーカイブなどを見ながらトークを繰り広げる音楽番組「歌える!J-POP黄金のベストアルバム30M」(BSプレミアム)がスタートする。初回放送となる23日のゲストはデビュー40周年を迎えたHOUND DOGの大友康平。80年代をテーマに自身のルーツからマニアックなステージマイクの知られざる秘密まで30分ノンストップのプログラム。聞き手は大友と初対面となるDJ KOOとJ-POP大好きなNHK廣瀬智美アナウンサーが担当。収録を終えたばかりだが、まだまだ話し足りないと大友とDJ KOOが、楽屋トークを繰り広げた。(取材・構成=福嶋剛)

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――お2人は意外にも初共演だとお聞きしました。

大友(康平)「尊敬するDJ KOOさんとようやくお会いすることができて……」

DJ KOO「やめてくださいよ(笑)」

大友「お会いするまではダンスミュージック専門なのかなと思っていたら、70年代のロックがすごくお好きだとお聞きして。好きな音楽も一緒だったから、うれしかったですね」

DJ KOO「僕も今日はミーハー感覚で(笑)。お会いできてうれしかったです。大友さんはザ・タイガースがお好きだとうかがって、実は僕も音楽を始めるきっかけが沢田研二さんで、そこからタイガースにたどり着いて。あの頃、ライブアルバムを買ったら全部英語の曲だと初めて知って。そんな思い出がよみがえりました」

大友「そう。ジュリーは前身のファニーズっていうバンドの時に、大阪のライブハウスでずっと洋楽のコピーをやっていたんですよね」

DJ KOO「ザ・ローリング・ストーンズとか」

大友「そうそう(笑)」

DJ KOO「僕もそこでストーンズを知って洋楽にはまっていったっていう。だから大友さんは、僕にとってすごく先輩なんですけれど、親しみというか共通のものがありましたね」

――収録の合間もお2人の音楽談議が止まりませんでした。大友さんが「80年代最高ですよね」っておっしゃっていたのが印象的でした。

大友「インターネットがなかった時代なので興味が沸いたら自分の足で調べて、その世界に入っていったわけです。だから当時調べたことって今でもはっきりと覚えていますよ」

DJ KOO「おっしゃる通り、本当に好きになったら、とことん追求していくことで自分の身になっていった時代でしたよね」

大友「僕は70年代にタイガースを知ってストーンズのカバーをやって。次にキャロルが出てきて、ロックンロールの神様と言われるチャック・ベリーやリトル・リチャードのオリジナルに改めて触れてみました。するとキャロルのルーツは、実はビートルズだったと気付いて。メロディーラインの作り方なんかは、本当に最高のお手本でしたね。ですから日本を含めて、そういったものを吸収しながら70年代後半から80年代を駆け抜けていったロックの“最高のジェネレーション”だったような気がします」

DJ KOO「そういう発見をリアルタイムで味わってきたからずっと体に沁みついているんだなって僕もそう思います。一方でそれを次にどう生かして人に伝えていくか。その葛藤って80年代にあったんですが、振り返ってみるとそれも面白かったんだなって。やりがいがありましたね」

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