竹野内豊&石田ゆり子、15年ぶりの共演…「ゆり子さん」「竹野内君」と呼び合う仲
2人とも“片山組”のチームワークの良さを絶賛「現場はものすごく楽しい」
テーマは非常に重いが、撮影中は「とにかく楽しかった」という2人。竹野内は「若い時は役を家に持ち帰ることがあったんですけど、年齢とともにあんまりなくなった。オンオフの切り替えができるようになったつもりではいたんですけど、長峰さんに関しては引きずっているなと思った。役を引きずると、苦しいはずなんですが、現場はものすごく楽しいんですよ。ゆり子さんと一緒の時も、時間を忘れてしまう。普通、連続ドラマは後半しわ寄せが来て、スタッフもキャストもヘトヘトというイメージがあるんですけど、和気あいあいとしていました」と明かす。
石田も環境を味方につけた片山組のチームワークの良さについて、「カメラの池田(直矢)さんが素晴らしかった。雨が降れば雨を取り、虫がいれば、虫を撮る。(劇中には)たくさんの虫が出てきますよね。竹野内君はナナフシやゲジゲジも捕まえていたよね?」と笑顔で振り返った。
最後に、竹野内が座長として、今作の出来栄えをこう強調した。「出来上がった作品を見て、片山さんの世界観が奥深く、スケールがありました。それはポン・ジュノ監督の下で修行を積まれたことが大きいのかな。東野圭吾さんが描きたかったことが何か、片山さんによって、より強く映像化されているような気がします。題材は同じでも、別の作品になったんじゃないのかなと思っています。今までのテレビドラマの概念が覆される作品になっています」
□竹野内豊(たけのうち・ゆたか)1971年1月2日生まれ、東京都出身。94年、ドラマ「ボクの就職」(TBS)で俳優デビュー。その後、「星の金貨」(日本テレビ)や「ロングバケーション」(フジテレビ)など話題作への出演が続き、97年には「理想の結婚」(TBS)と「ビーチボーイズ」(フジテレビ)で主演を務めた。主演映画「冷静と情熱のあいだ」(01年)では日本アカデミー賞優秀主演男優賞、11年には「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」でブルーリボン賞主演男優賞を受賞。主演ドラマ「イチケイのカラス」(フジテレビ、月曜午後9時)が放送中。
□石田ゆり子(いしだ・ゆりこ)1969年10月3日生まれ、東京都出身。88年、「海の群星」(NHK)でデビュー。以降、ドラマ・映画・舞台・執筆活動など多岐にわたり活躍。「北の零年」(05年)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞。近年の出演作に、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(16、21年)、「プラージュ~訳ありばかりのシャエアハウス~」(17年)、映画「望み」(20年)、「サイレント・トーキョー」(20年)など。吉永小百合主演の映画「いのちの停車場」(5月21日公開)も控える。
竹野内豊
ヘアメイク:miho araki
スタイリスト:檜垣健太郎(辻事務所)
石田ゆり子
ヘアメイク:岡野瑞恵
スタイリスト:長瀬哲朗 (UM)
□番組情報
連続ドラマW 東野圭吾「さまよう刃」
5月15日スタート毎週土曜午後10時~(全6話)※第1話無料放送
WOWOWプライムにて放送。WOWOWオンデマンドにて配信。
出演:竹野内豊 石田ゆり子 三浦貴大/國村隼
東野圭吾原作WOWOWオリジナル連続ドラマ全6作品をWOWOWオンデマンドで配信中。