女優の比嘉愛未が、テレビ東京系で6月2日からスタートする、ドラマParavi「にぶんのいち夫婦」（毎週水曜、深夜0時40分）で主演を務めることが決定した。テレビ東京ドラマは初主演となる。

　原作は小説投稿サイト「エブリスタ」で連載され、マンガボックスにてコミカライズ化された、原作・夏川ゆきの、漫画・黒沢明世による同名作。書籍は累計150万部を突破し、各電子書籍ストアで上位にランクインする、いま最も勢いのある作品を初めてドラマ化する。

　物語の主人公は結婚2年目、32歳の主婦・中山文。イケメンで誠実な夫とは周囲もうらやむような仲良し夫婦。幸せな新婚生活を送っている……はずだった。ある日、夫のスマホに届いた、見知らぬ女性からの意味深なメッセージ。最愛の夫が浮気をしている？　2か月のセックスレスも重なり、不安を募らせながらも浮気相手から夫を取り戻すべく、文は証拠探しに動き出す。夫婦の絆のために、妻が選んだ戦い。その先の世界は――。

　夫婦の小さなすれ違いが、大きな亀裂を生んでいく……。夫の浮気は事実なのか？　その相手の正体は？　ハラハラする展開に目が離せなくなること間違いなしだ。

　主人公・文を演じるのは、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ、「ケイジとケンジ～所轄と地検の24時」、「レンタルなんもしない人」など数々の話題作に出演してきた中で、今回がテレ東京ドラマ初主演となる比嘉だ。確かな演技力と凛とした美しさの中に持つ繊細な感情表現で、文の女性としての強さや弱さ、募っていく夫への不信感をリアルに演じていく。

　また、このドラマは動画配信サービス「Paravi」で5月26日午後9時から独占先行配信が決定している。文の夫を誰が演じるのか？　文を取り巻く登場人物たちを演じるレギュラーキャストは近日発表予定だ。

　比嘉からコメントが届いた。本作のオファーを受けた時の思いについて、「ずっと恋愛ドラマを演じたいと思っていたので嬉しい気持ちと、主演という責任をどっしりと感じています」と語り、「原作を読ませて頂きましたが、すれ違う夫婦の姿に何度も胸が苦しくなって涙しました。結婚＝幸せ。とは限らないものなのだという事も。他人同士が家族という形を作ることは難しいという事も学ばされた気がします」と、原作・台本を読んだ思いを明かした。

　主人公・中山文の印象にも言及。「文はとても素直で、心優しい女性。だからこそ自分の想いを伝えるのを躊躇してしまったりと不器用な部分も感じました。文の心の声、自問自答する部分などは私も良くするのでとても共感出来ます」と語った。

　見どころについて、「文の繊細な心の描写を丁寧に、三十代の今だから出せる自分の表現をしていきたいと思います！　人はどこまで信頼出来るのか、恋愛は特に試される様な気がします。この作品を通して、人との繋がりの尊さを感じて頂けるようしっかりと演じていきますので、ぜひご覧下さい」とアピールした。