劇場版「鬼滅の刃」韓国でも大ヒット 動員180万人突破、「千と千尋の神隠し」超え確実

韓国で1月27日に公開されたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の累積観客動員数が180万人(24日基準)を突破した。現地最大手ポータルサイト「NABER映画」によると、同作の前売り予約率は19・65%と首位を奪取しており、観客動員数約200万人だった「千と千尋の神隠し」を追い抜くのは確実だ。

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が韓国でも大ヒット【写真:ENCOUNT編集部】
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が韓国でも大ヒット【写真:ENCOUNT編集部】

韓国で公開された日本のアニメ映画の観客動員数は歴代4位に

 韓国で1月27日に公開されたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の累積観客動員数が180万人(24日基準)を突破した。現地最大手ポータルサイト「NABER映画」によると、同作の前売り予約率は19・65%と首位を奪取しており、観客動員数約200万人だった「千と千尋の神隠し」を追い抜くのは確実だ。

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 現地メディアによると、韓国で公開された日本のアニメ映画の観客動員数1位は「君の名は。」の約373万人、2位は「ハウルの動く城」の約301万人、3位は「千と千尋の神隠し」の約200万人、4位は「崖の上のポニョ」の約151万人。「鬼滅の刃」はすでに「崖の上のポニョ」を抜いて歴代4位となっており、現在3位の「千と千尋の神隠し」(韓国タイトルは「千と千尋の行方不明」)を抜き去るのも時間の問題となった。

韓国では1月27日から公開【写真:ENCOUNT編集部】
韓国では1月27日から公開【写真:ENCOUNT編集部】

「鬼滅の刃」は公開から2週間で観客動員数44万人を突破する快速走行を見せ、コロナ禍にあっても順調に客足を伸ばしてきた。同作の観覧客の平均評点は10点中9.62。25日に来場して10点をつけた観客は「面白かった。息子と2人で涙を流した」「こんなに面白くてワクワクした映画は生まれて初めて」「後半のアクションシーンがとてもよかった」「レンゴク、愛してる」などと書き込みしている。

 大ヒットを受けて24日からは入場者特典本「煉獄零巻」の韓国語翻訳版の配布を開始した。原作者の吾峠呼世晴さんが書き下ろした煉獄の初任務を描いた「特別読切」や「鬼殺隊報」号外、外崎春雄監督とキャラクターデザインを担当した松島晃さんの対談、さらには竈門炭治郎の声を務めた花江夏樹ら主要キャラクターの各声優陣6人へのインタビューも掲載されている。

韓国でも鬼滅人気…「千と千尋の神隠し」を追い抜くのは確実【写真:ENCOUNT編集部】
韓国でも鬼滅人気…「千と千尋の神隠し」を追い抜くのは確実【写真:ENCOUNT編集部】

 日本では昨年10月16日に「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が公開されたのを記念して入場者特典「煉獄零巻」が先着450万人に配られたが、1週間もたたずにほぼ終了、転売が相次ぐ事態になっていた。現在でも大手通販サイトでは1巻1000~2000円台ほどで販売されている。

 韓国で24日に「鬼滅」を観覧した現地の女性は運よく「煉獄零巻」を入手。「チケットの値段は1万4000ウォン(約1355円)。客層は95%が20代から30代前半の男性でした。ネトフリの『鬼滅』は韓国でも人気でずっとランキングインしています」と話す。コロナの影響で劇場内の社会的距離が徹底されており空席が目立ったというが、若者の間で熱烈な支持を集めていることから200万人超えは底堅いと見られる。

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