テレビ東京は、25日午後4時から「出川＆飯尾のどん底さん家にお邪魔します。」を放送する。出川哲朗と飯尾和樹が、さまざまな悩みを抱える“どん底さん”のもとを訪れ、はい上がらせる番組だ。

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　超高齢化社会、働き方改革、ハラスメント問題など、多くの悩みを抱える現代社会。さらには、昨年から続く新型コロナウイルス禍と、今のニッポンは悩める“どん底さん”だらけ。今回の番組は、数々のどん底を経験し、荒波を乗り越えてきた苦労人の出川と飯尾が、気持ちがどん底な“どん底さん”のもとを訪れて、2人の経験値を合わせて“ざっくりとした正解”を出し、悩める人たちをどん底からはい上がらせるという企画だ。

“どん底さん”の1人は、球界のレジェンド・清原和博だ。「54歳でどうやって人生を立て直していけば良いか、自問自答している」――。日本全国に衝撃を与えたあの事件から早5年。昨年、執行猶予が終了し、徐々に社会復帰を目指している清原が、“どん底さんを救う”という番組コンセプトに「ピッタリじゃないですか」と、番組からのオファーを快諾した。

　逮捕後の生活の変化から、自身が抱えるうつ病と薬物依存との戦い、学生野球の指導資格取得後に直面した苦悩まで、自身の“どん底”を赤裸々に打ち明ける。さらには、「人生でもう一回、ホームランを打ちたい。野球界に貢献したい」と、酒を断ち、減量と野球の練習に励む近況と、野球への熱い思いも語る。

　ほかには、「東京タラレバ娘」や「海月姫」などを代表作に持つ漫画家・東村アキコ、お笑い芸人・アイアム野田（鬼ヶ島）、焼肉店を経営する一般人が登場する。

　酸いも甘いも噛み分ける出川と飯尾の2人が、ニッポンを“ざっくり”救う。

　出川と飯尾のコメントが届いた。

　収録を終え、出川が「楽しかったし、飯尾くんと番組が出来たのも嬉しかったです」と話せば、飯尾は「心底のどん底さんから、贅沢などん底さん、色々などん底さんに出会いました。自分の20代後半の“どん底”なんて甘ちゃんだなぁ～と思った春でした」と語った。

　清原の出演について、出川は「本当にびっくりした！　プロ野球が大好きなので嬉しかったし、出演してくれた事に感謝です」と話した。

　他の“どん底さん”で印象深い話を聞かれると、飯尾は「アイアム野田は、野田本人が“どん底さん”になった理由に心当たりがありましたね。東村先生は、（何かを）好き過ぎて優し過ぎても“どん底製造機”になるんだなぁと思い笑ってしまいました」と答えた。

　番組の見どころについて、出川は「やっぱり清原さん。どん底から這い上がろうとする男の覚悟を見てほしい」とメッセージを寄せた。