ノリで受けたNMB48オーディションで人生激変 吉田朱里が明かす「夢への近道」
「好きなことで個性を磨く」アイドル活動の中で覚醒させた女子力
――吉田さんには、「女子力」という個性があり、女子力を覚醒させて活躍されていますが、タレント活動をする中で、どのようにして個性を見つけ、磨いてきたのでしょうか。
「はじめは個性を見つけることが大変で、キャラクターもどうしたらいいか分からず、一発ギャグをして! と言われてもできませんでした。でも、好きなことが一番、強みなんじゃないかと考えたんです。気づくまで時間が掛かりましたが、メイクって自分が当たり前で好きで、仕事になると考えずに続けていました。好きなことは、自分が全力を捧げて夢中になれるから、一番、夢への近道。だから、好きなことで個性を磨くということは、素晴らしいことだと思います。このオーディションでも、好きなことで個性を出して、笑顔を覚醒させてほしいです」
――女子力の面で憧れている方を教えてください。
「神崎恵さんとはお仕事させていただいて、美容に対しての気持ち、女性として生きていく姿勢がかっこよくて憧れています。『40代にしか出せない美しさがあるんだ!』と感じて、自分が40代になるのが楽しみになりました。今まで、女子力というのは、かわいい、料理ができる、モテるという感じだったと思うのですが、私は1人の女性として強く生きていることが女子力だと考えています。誰かのための女子力はいらなくて、自分に返ってくる女子力を身につけたいです(笑)」
――YouTubeでも積極的に女子力を発信してきました。チャンネル登録者数は80万人を超え、徐々に100万人達成が見えてきましたね。
「見えてきたんですが、なかなか伸びませんね。YouTubeは6年目なんですが、自分なりに分析していて、最近は芸能界の方もたくさん始めて、プロが編集しているチャンネルもあり、今までと同じように戦っても勝てないな……、というのは実感しています。でも、メイク動画では、パッと始めた人には負けたくないし、変わらず自分がやって来たことを続けていきたい。作り上げたものを大切にしつつ、新しいチームで企画力のあることも進めていけたらと思っています」
――そのひとつが、先日発表した「男子力動画」ですね。
「アイドル時代から、男性のファンと触れ合う機会が多かったのですが、私が女子力動画を始めてから、ファンの方も取り入れてくださって、カッコよくなっていったんです。それを見て、いつか男子力動画もやってみたいと考えていて、始動することにしました」
――男子力を高めるメリットとは。
「身だしなみをキレイにすることは大事なことだと思います。メイクは強要しませんし、それぞれで基準を選んで、参考にしていただけたらなと。男子力があることによって、営業が上手くいくかもしれませんし、恋愛も変わってくると思います」
――こんな男子力がいいという理想はありますか。
「肌がきれいな人は素敵ですよね。めっちゃ必死にケアしていて、私よりも頑張られたら困っちゃいますが(笑)。キレイでいよう、カッコよくいたい、という精神は絶対に大事だと思うんです」
――改めて、この記事を読んでいるみなさんへメッセージをお願いします。
「私自身、NMB48のオーディションを受けたときは軽い気持ちでエントリーしました。あれから10年経って、今、このような活動をさせていただいて、オーディションを受けて本当によかったと思っています。自分の人生を変えてみたい、芸能界に興味がある、吉本、Showtitleの人たちと一緒に仕事がしたい、という気持ちだけでもいいんです。是非、自分が持っている笑顔を覚醒させて、エントリーしてみてください」
□吉田朱里(よしだ・あかり)、1996年8月16日、大阪府出身。2010年に1期生としてNMB48に加入し、1stシングル「絶滅黒髪少女」から、ほぼ全てのシングルに選抜メンバーとして参加。20年11月18日リリースの24thシングル「恋なんかNo thank you!」でセンターを務め、同年12月に開催された劇場公演でグループを卒業した。YouTubeチャンネル「アカリンの女子力動画」はフォロワー80万人超え。19年には、コスメブランド「B IDOL」を立ち上げ、美容クリエイター、美容インフルエンサーとして注目を集めている。
美笑女グランプリ2021 https://egao-gp.com/2021/