「ドラゴン桜」で生徒役の細田佳央太、「今回のメンバーは全然知らない」に反骨心
NBAがきっかけで「まだ差別があるんだ」「このままじゃだめなんだ」と意識するように
――アミューズ所属の若手俳優によって結成された「チーム・ハンサム!」によるライブイベント・ハンサムライブ「Amuse Presents SUPER HANDSOME LIVE 2021 “OVER THE RAINBOW”」がTOKYO DOME CITY HALLで9日から3日間にわたり、計6公演開催されました。細田さんは出演2年目にしてMCに大抜てきされました。
「『MCやらない?』と言われて、『ぜひやらせてください』と言って始まったことなので、とてもうれしい一方で緊張もしていました。先輩方ばかりなので、どう進行するか、どうまとめるか……。『どうしよう』というのはありましたね。
去年初めてハンサムライブの舞台に立ったのですが、両国国技館という大舞台で、15周年ということもあって、『ハンサムって素敵だな』と改めて感じました。どんどん残していきたいし、若い子たちにも伝えていきたい。何か自分にできることがないかなと思ったときに、MCで力になれるんじゃないかなと思ったことが、MCをやりたいと感じたきっかけでした」
――ハンサムライブでは同じ事務所の同じ年代の俳優さんが一堂に会しますが、横のつながりもかなり広がりそうですね。
「そうですね。特に僕は今まで先輩と関わる機会が全然なかった人間なので、舞台を見させていただいて面識ある方もいたのですが、ハンサムで初めて稽古から一緒になるメンバーが多いです。太田将煕さんが話しかけてくださったのはすごくうれしかったですし、そこでぐっと広まった感じはありますね。富田(健太郎)さんとか溝口(琢矢)さんとは初めて一緒にハンサムをやるので、もっともっと話せたらいいなと強く思っています」
――「チーム・ハンサム!」による番組「ハンサムゼミ」(MBSほか)では、持続可能な開発目標・SDGsに対して理解を深める取り組みもされています。
「SDGsにもさまざまな目標がありますが、僕は『差別的な問題をなくす』という目標に興味があって、何かできることはないかなと考えています。僕は海外のバスケットボールのリーグをすごくよく見ていて、長い歴史の中でそういった差別があるというのは知っていました。昨年の10月にアメリカでBlack Lives Matterという動きがあったときに、NBA選手が試合をボイコットしたんです。選手がSNSで『バスケよりも大事なものがある』と声をあげていました。
それでより一層、『まだ差別があるんだ』という驚きと、『なんでまだあるんだろう』と言う疑問と、『このままじゃだめなんだ』と同時に思うようになりました。それがSDGsの中で取り組んでいきたい問題に入っているのですが、自分に何がやれるかはわからないけど、できることならいろいろ取り組んでいきたいです。それこそ、こういったインタビューなどでコメントを発信することで、ファンの方にも届くといいなと思っています」