今年の年末最大のサプライズ!? 石井館長のベラトール観戦は何を呼ぶ!?

例年であれば、「飛び道具」と言われる「世間」を意識したマッチメイクが披露される年末の格闘界。公となると同時に、物議を醸しながらもその話題が世の中を駆け巡るのが21世紀に入ってからの師走の日本列島だった。

石井館長(左)と青木真也(ツイッターより)
石井館長(左)と青木真也(ツイッターより)

12・29ベラトールジャパンに見参 青木真也と大会を観戦

 例年であれば、「飛び道具」と言われる「世間」を意識したマッチメイクが披露される年末の格闘界。公となると同時に、物議を醸しながらもその話題が世の中を駆け巡るのが21世紀に入ってからの師走の日本列島だった。

 しかしながら2019年の今年はというと、「世間を引きつける目玉カードが存在しない年末」と言われている。

「大晦日は格闘技」が誕生したのが01年末の「INOKI BOM-BA-YE 2001」だと考えると、それ以降、12年~14年こそ、地上波での中継は失ったものの、それ以外の16年間はフジテレビ(今年を含め8回)、TBS(11回)、日本テレビ(1回)での特番が組まれてきた。

 その間には曙×ボブ・サップ戦(03年の「K-1 Dynamite!!」)で瞬間最高視聴率43%を獲得し、紅白超えを果たしたかと思えば、小川直也×吉田秀彦戦(05年の「PRIDE男祭り」)では「両者のファイトマネーは合わせて5億円」とも呼ばれたこともある。記憶に新しいところでは昨年末のRIZINでは、プロボクシング5階級制覇のフロイド・メイウェザーJr.と那須川天心によるエキシビションマッチが行われ、体重差や事実上のボクシングルール戦など、常識をハミ出した1戦を実現。平均視聴率こそ7.5%と及第点を超えなかったものの、瞬間最高視聴率では12.2%という高い数字を弾き出し、日本テレビ(の「ガキの使いやあらへんで」)を超え、民放第1位を獲得した。

 果たして今年も、昨年に続きフジテレビ系列では午後6時~午後11時45分まで合計5時間45分の長時間をRIZINの中継に当てることが発表されている。

 それでもRIZINは「飛び道具」を未だに公にせず、見方によっては「お茶の間格闘技」を放棄したかのようにも見える。

 もちろん「飛び道具」はあくまで「飛び道具」であって、カンフル剤にもなれば、モルヒネのように打ち続けなければさらに容態が深刻化する危険性も大いに孕んでいる。だからこそ今年のRIZINは、来年開催する平場の大会につながるラインナップをあえて羅列し、「マニア向け」と呼ばれるカードのみで勝負に出た。

 いや、もしかしたらこの記事が公開される段階で、あっと驚く「飛び道具」が世間を席巻する可能性は否定できないが、それがあるならとっくに公にして話題を独占して行くだろう。

 そう思っていたら、一部で「今年の年末最大のサプライズ」と呼ばれた場面が29日のベラトールジャパン(さいたまスーパーアリーナ)で現出された。

 K-1の創始者であり、正道会館の館長でもある石井和義氏がリングサイドで観戦していたのがそれである! しかも傍らには“バカサバイバー”青木真也という日本格闘技界随一のお騒がせ男の姿も。石井館長といえば、もちろんK-1を地上波のゴールデンタイムで見られる格闘技(1996~11年)に押し上げ、いわば「お茶の間格闘技」を仕掛けた男。

 一時期は格闘技界から離れていた感もあったが、最近はご意見番として独自の見解を主に自身のSNSアカウント上で披露し、一定の支持を受けている。

「ケージを観るのは久しぶり!メジャーの雰囲気する、ここはUSAの空間」

 今回のベラトールジャパンをそう評した石井館長。こうなると今後の動向がますます見逃せなくなって来る! 来年以降は石井館長による「飛び道具」が降臨して行くのか!?

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