子役出身21歳の意外な素顔「中学生のときは公務員が夢」 初主演作はチームワーク意識

2018年のテレビ朝日系「仮面ライダージオウ」で活躍し、現在は「non-no」の専属モデルとしても活動する女優・紺野彩夏(21)が、5月21日公開の映画「藍に響け」(奥秋康男監督)で映像作品の初主演を務める。本当の自分を表に出さない主人公の女子高生・松沢環が和太鼓と出会って、徐々に心を開いて成長する姿を描く。初主演や作品への思い、見どころを聞いた。

初主演映画をPRする紺野彩夏【写真:(C)スペースクラフト・エージェンシー】
初主演映画をPRする紺野彩夏【写真:(C)スペースクラフト・エージェンシー】

マメを作り約3か月の猛特訓「和太鼓シーンは吹き替えなし」

 2018年のテレビ朝日系「仮面ライダージオウ」で活躍し、現在は「non-no」の専属モデルとしても活動する女優・紺野彩夏(21)が、5月21日公開の映画「藍に響け」(奥秋康男監督)で映像作品の初主演を務める。本当の自分を表に出さない主人公の女子高生・松沢環が和太鼓と出会って、徐々に心を開いて成長する姿を描く。初主演や作品への思い、見どころを聞いた。(取材・文=中野由喜)

「太鼓のシーンは全て吹き替えなしです。約3か月前から和太鼓の部員全員で練習して、全部自分たちでたたいたので、自分たちの本気が伝わればいいなと思います。心を閉ざしていた環が部員や和太鼓と出会い気持ちが和らいでいく姿。表情のちょっとした違いが伝わればと思います」

 環を和太鼓部に誘う新島マリアを演じる女優・久保田紗友と2人の主演だが、紺野の主演は初めて。自覚など、これまでとの違いを感じたのだろうか。

「ダブル主演ですし、オーディションで決まったのであまり主役という意識はありませんでした。人を引っ張っていくのが苦手なんです。本当の部活動のように、みんなが仲良く、楽しくできればいいなと思って私はそっちに力を入れていました」

 チームワークのためにどんなことをしたのか。

「差し入れを何回かしました。みんな食べ盛りで、常におなかがすいていました。カットがかかったら即、お菓子みたいな。みんなおやつを欲していた状態。私は主役としておやつ係でした(笑)。おやつ大事でしたよ。バウムクーヘンやキャラメルはみんな大好き。一瞬でなくなりました」

 初めての経験は主役だけではない。見どころの1つの和太鼓も。

「初めてでした。約3か月練習しました。1日2時間を週2回。筋肉痛で手に豆ができました。出演者には豆がつぶれて血だらけの人も。なので、撮影終了時は達成感を感じました」

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