「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」ハリウッド史上最長パノラマ画面を体験してみた

今年11月3日に誕生65周年を迎えるゴジラの最新作「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が公開中だ。IMAX、4DXなど臨場感あふれる映像方式で楽しめるが、『ScreenX』は体感されただろうか? 左右の壁まで映像が投影される3面マルチスクリーン。「ゴジラ」最新作はScreenXのシーンがハリウッド史上最長の51分間なのだ。5月31日(金)、首都圏エリア唯一の「ScreenX」を持つ「ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場」で体験してきた。

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」 (C)2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」 (C)2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

乗り物に乗っている感覚「ScreenX」51分間のド迫力映像は後方から全体を観よ

 今年11月3日に誕生65周年を迎えるゴジラの最新作「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が公開中だ。IMAX、4DXなど臨場感あふれる映像方式で楽しめるが、「ScreenX」は体感されただろうか? 左右の壁まで映像が投影される3面マルチスクリーン。「ゴジラ」最新作はScreenXのシーンがハリウッド史上最長の51分間なのだ。5月31日(金)、首都圏エリア唯一の「ScreenX」を持つ「ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場」で体験してきた。

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 出かけたのは5月31日午後2時20分の回。「ScreenX」があるのは13スクリーン(177席、うち車イスエリア2席)。近年、おなじみになった金曜公開だが、さすがに平日とあって満席にはならないが、席は後方席から埋まっていく。記者が陣取ったのはJ-20席。後ろから数えて3列目のやや右側。

 鑑賞のベストポジションは人ぞれぞれだが、記者の好みは真ん中から、やや前方。せっかくの大画面なのだから、そのポテンシャルを十分に味わいたいじゃないか。しかし、「ScreenX」では話は別だ。3面マルチ画面をとことん堪能するには、後方から全体を観るのがいいのだ。

(C) 2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.
(C) 2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

 マルチ画面は常に展開されるわけではない。アクションシーンを始め広さ、奥行きを感じさせる場面で転換される。しかも、その左右のスクリーンの後方の隅まで映し出されるから、画面に包み込まれるような感覚を味わうためには、なるべく後ろ側がいいというわけだ。

 昨今、遊園地のアトラクションのような体験を楽しめる上映システムが人気を集めている。その代表格IMAXはカナダのIMAX社が開発し、1970年の大阪万国博覧会から登場。画面に応じて、座席が動き、水や雷鳴などの効果を体感できる4DXは韓国のCJ 4DPLEX社が開発し、09年から韓国の劇場にお目見え。2019年5月現在、全世界64カ国、647スクリーン、日本では56劇場で導入されている。

 一方、「ScreenX」は2012年、韓国の映画会社『CJ CGV』が開発した270度の視界を実現する世界初の3面マルチ上映システムだ。現在、アメリカ、フランス、スイス、イギリス、中国など全世界17カ国で展開し、そのスクリーン数は200以上。日本では2017年7月、「ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場」をスタートに、石川県の「シネマサンシャインかほく」、山口県の「シネマサンシャイン下関」、福岡県の「ユナイテッド・シネマ 福岡ももち」に設置されている。

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