中川大志、濁流に流される場面に苦戦 監督のうつ伏せ期待に「息ができない」
俳優の中川大志が10日、都内で、一緒に主演を務めた石井杏奈と、公開中の映画「砕け散るところを見せてあげる」(SABU監督)の公開記念舞台あいさつを行った。中川が演じる清澄の母役の矢田亜希子、石井が演じる玻璃の父役の堤真一も登壇。ある秘密を抱える孤独な少女・玻璃と彼女を助けようとする清澄の壮大な愛と危険を描く。中川は石井とともに作品への思いや、撮影時のエピソードを紹介した。
映画「砕け散るところを見せてあげる」公開記念舞台あいさつ
俳優の中川大志が10日、都内で、一緒に主演を務めた石井杏奈と、公開中の映画「砕け散るところを見せてあげる」(SABU監督)の公開記念舞台あいさつを行った。中川が演じる清澄の母役の矢田亜希子、石井が演じる玻璃の父役の堤真一も登壇。ある秘密を抱える孤独な少女・玻璃と彼女を助けようとする清澄の壮大な愛と危険を描く。中川は石井とともに作品への思いや、撮影時のエピソードを紹介した。
中川は大勢の観客を前に「久々に見る光景で胸がいっぱいです」と語ると、撮影が2年半前だったことも重なり「堤さんに頭を殴られすぎて、いろいろ忘れちゃいました」と冗談めかしてあいさつした。
また、中川は、母を演じた矢田から「お久しぶりにお会いして、立派な男性になられて、何かあったの? というくらい、母としてもすごくびっくり。より大人っぽくなって、母として感慨深い」と言われていた。これに対し、中川は「20歳になったばっかりの時に撮影していたので、ニキビができている感じも若いなと、そういうのも含めて、あの瞬間のあの時にしかない表情と感じていることがあったんだろうな。それを残していただいてよかったです」と語った。
また、中川は撮影のエピソードも紹介。SABU監督から、濁流に流されるシーンは中川本人が「できます」と直訴し、実際に中川が演じたと紹介されたが、SABU監督は残念そうに「仰向けに流れてきた」と説明。これに対し中川は「最初、仰向けで流れていたら、監督からうつ伏せで流れてくれと言われた。うつ伏せだと息ができないじゃないですか」と笑っていた。また、演じた主人公の清澄はまっすぐで正義感の強い高校生。中川は清澄について「周り流れに逆らってでも1人で動ける男なので、僕自身もピュアに向き合わないと役が成立しないと思った」と説明した。
一方、石井は劇中で父を演じた堤に対し、「現場の堤さんは別人。目の前にいた時は本当に怖くて。今、うれしいです。ちゃんとお話しできて」と笑った。堤は「集中している彼女を邪魔してはいけないと考えた」と返した。