Da-iCE、一発勝負の「THE FIRST TAKE」で緊張の裏側明かす「本当にやばいときは手を挙げて」
Da-iCEの最新ナンバー「Bubble Love」は“大人っぽくて艶っぽくてキャッチー”
――次は最新曲「Bubble Love」についてお聞きします。人気ウェブマンガの実写ドラマ「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男」(CSテレ朝チャンネル1、17日再放送)の主題歌として起用され、歌詞は初の試みとして、花村さんとLINE MUSICさんとのコラボで女子高校生や若い男性スタッフさんへのヒアリングを参考に組み立てていったそうですね。
花村「はい。ツイッターで募集したエピソードも参考に話を広げていって、『こんなエピソードってどう思います?』とか『どんな歌詞が好きですか?』とかいろいろと聞いていきました」
――想定外の答えも多かったとお聞きしました。
花村「ありましたね。まどろっこしい歌詞は嫌いとか、好きなら好きとストレートに分かりやすい歌詞が良いという女子高校生の意見なんかもありましたね」
――今回はそんなヒントを元に歌詞を作ったと?
花村「そうですね。うまい具合に分かりやすいところを出しつつ、でもストレートになりすぎないで自分の色も出しつつという。最初はどうやって歌詞に反映させようかと思いましたが、ヒアリングをしたら、すぐに書けました」
――「Bubble Love」まさに泡と消えていくようなはかない思いが描かれています。
花村「泡って見ている分にはきれいなんですが、手に取るとすぐ割れて無くなってしまう。そんな手に入れたいけれど、手にすることができないというはかなさを恋愛にあてはめて書きました」
大野「まだ想太の歌詞ができ上がる前だったんですが、デモを聞聴いてみんなで『この曲カッコいいよね』って話をしていて。今回はデモから歌入れまで結構早いタイミングで進行したので、新鮮な気持ちをキープしたままレコーディングに入れました」
――歌入れはどうでしたか?
大野「僕はいつも最初に仮歌が入ったデモの段階で、まずメロディーのトップノートを調べるんですよ」
――トップノート?
大野「1番高いキーです。それがC(※1)だと分かって。次にトップノートで出しやすい母音を踏んでいるか、そういうのを調べて、準備バッチリでブースに入ったんですが、実は今回ポイントはそこじゃなくてBメロ(※2)だったんですよ。最初は軽い感じでいこうかなと考えていたんですが、いざ歌ってみるフルスロットルのパワーが必要で。“これは新たな敵が出てきたぞ!”みたいな(笑)」
花村「(笑)最初は颯爽(さっそう)と歌っていたんだけど『全然無理です』って」
大野「そう。“ズーーン!”ていく感じ(笑)。『いけんじゃね?』って歌ってみたら “おっとー!”ってなるところですね」
※1 ドレミの「ド」の音
※2 サビの前に入るフレーズ
――でき上がった曲を聴いた感想は?
岩岡「すごく大人っぽくて、艶っぽくてキャッチーでしたね。これからダンスの振り付けが楽しみですね」
工藤「僕もほんとこういうタイプの曲は大好きで、Da-iCEらしさみたいなのもちゃんと出ているし、うれしいですね」
――リーダーの思い描く“現在のDa-iCEらしさ”とは?
工藤「今の僕らの年齢に合った曲っていうのは“らしさ”につながるのかなと思いますね。ダンスボーカルって、バッキバキのダンスナンバーで激しく踊るイメージかもしれませんが、今はバラードで踊ったり時代も変わってきて。僕らだと『CITRUS』みたいなロックナンバーで踊るような曲もありますしね。実際そういうのが今の僕らに合っていて、ちょうど良いハマり具合になってきたなって」
和田「僕はドラマの衣装合わせのタイミングで上がってきた台本を見て “新曲のタイトル決まったんだ”って」
大野「まだみんな知らないタイミングだったんですけど、想太より早く知ったんじゃない?」
花村「いやいや今回は僕が決めたんですから(笑)」
――和田さんはドラマの中では主人公の同級生役を演じましたね。
和田「腐男子でBL(※3)の情報収集をしている漫画家の役で、結構な変態ですね」
――実際の和田さんの変態度数は?
工藤「意外と変態じゃないですか?」
和田「ちゃんとしてますから(笑)。コミカルで面白い内容で、監督さんと話し合いながらキャラクターを作っていったので、演じていて面白かったです」
――リリックビデオ(※4)は、LINEさんとのコラボならではのユニークな作りで意外と歌詞を覚えやすいかも?
※4 楽曲の歌詞表示を重点に置いたミュージックビデオ
全員「あー確かに」
工藤「制作チームとLINEさんでベースになるアイデアを出して、そこから膨らまして作りました」
岩岡「実際のLINEを使った表示がいいですよね」
※3 ボーイズラブ。男性同士の恋愛を描いた小説や漫画などのジャンル