猛暑でコスプレも「汗をかくわけにはいかない」 19歳女優が特撮ドラマ撮影で示した意地

十代最後の年の意気込みを語る寺本莉緒【写真:ENCOUNT編集部】
十代最後の年の意気込みを語る寺本莉緒【写真:ENCOUNT編集部】

ラーメンは味の濃い家系が好み、現在はラーメンを題材にした連ドラも制作中

 それには、演技講師との出会いが大きかった。「今まで話したことがない過去などを話していくうちに、全く違う演技方法をプッシュしてくださったんです。それが自分に合っていて、自分の感情を表現しやすくなったんです。役と自分をすり合わせていく自分がすごく好きだなと思うようになりました。全然笑えない脚本なのに、私的には笑えたり、逆に、号泣してしまうことも。そういう自分が知らない感情に出会うことがすごく面白かったんです」

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 ラーメン大好きという意外な一面も。1日2食食べるのが普通で、特に、味の濃い家系が好み。そんなギャップも魅力の一つだが、「小柄(150センチ)なので『ちっちゃいね』とよく言われるんですけども、私的には普段の私が普通なので、あんまり納得できないですね。ラーメンも、当たり前に食べていたものがピックアップされて、私って、『ちょっと変わっているんだ』とようやく気がつきました」と笑う。現在はラーメンを題材にした連読ドラマ(公式You Tubeチャンネル「りおのこと。」で配信予定)も制作中だ。

 今年11月で20歳。十代最後の年の意気込みを聞くと、「20歳になるまでに、映像作品に5本出演するのを目標にしています。私には、明るい、かわいらしいというグラビアのイメージがあるかもしれないですが、演技をすることによって、りおちゃんにはこんな別の一面もあったんだというギャップを皆様に届けられたらいいなって思っています。もちろんグラビアも好きなので、頑張っていきますが、お芝居の方にもグラビアファンの方を巻き込みたい」

 好きな女優は蒼井優。「すごく個性あふれる方ですよね。綾瀬はるかさんは目標とする方です。同じ広島出身で、グラビアから女優として活躍されています。同じ道を歩けるように頑張りたい。英語も得意なので、将来、生かせたらと思いますし、中国語の勉強もやっています」。昨年4月に大学進学したものの、コロナ禍で通学はできなかったが、学業もおろそかにはしていない。「女優業は生きがい」と話す新星は、グラビアだけではなく、芝居の世界でも輝きを放とうとしている。

□寺本莉緒(てらもと・りお)2001年11月5日、広島県出身。DREAM GIRL AUDITION 2015を経て、芸能界入り。17年、「ローファーズハイ!!」で初舞台。18年、「ミスマガジン2018」で準グランプリに相当する「ミスヤングマガジン」を受賞。趣味は野球観戦、特技はダンス、ピアノ、英語など。身長150センチ。

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