春の選抜高校野球大会が3月19日～4月1日に行われ、神奈川県の東海大相模高校が優勝した。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で史上初めて中止になったことを思うと、無事に全試合が行えただけでも感慨深かった。高校野球大好き芸人として知られるかみじょうたけしさん（43）もその思いを強くしている1人。かみじょうさんに大会を振り返った感想と、高校野球の魅力を改めて聞いた。

　開会式から閉会式まで、試合開催日は毎日、阪神甲子園球場に足を運びました。仕事の関係で金曜日の最後の第3試合を、2回だけ途中で抜けましたけど、そのほかは全試合、バックネット裏とかアルプススタンドで観戦しました。見応えのあるいい試合が多かったです。疲れたけど、楽しかった。

　開会式での仙台育英・島貫丞くんの選手宣誓からして感動しました。東日本大震災から10年の今年、被災地・東北の高校が宣誓の大役を引き当てたことも運命的やし、3分を超える異例の長い宣誓で「当たり前だと思う日常は、誰かの努力や協力で成り立っている」と2年ぶりに大会が開かれることへの感謝、震災復興への思いをしっかりと語ってね。立派やな、と思いました。