笠井信輔、「まさか自分に声がかかるとは」 映画「ゴジラvsコング」日本語吹き替えキャストに決定
俳優・小栗旬のハリウッドデビュー作として話題の映画「ゴジラvsコング」(5月14日公開、アダム・ウィンガード監督)で、フリーアナウンサーの笠井信輔が、日本語吹き替え版のゲスト声優に決定した。
「ゴジラ」シリーズに過去4作出演してきた実績
俳優・小栗旬のハリウッドデビュー作として話題の映画「ゴジラvsコング」(5月14日公開、アダム・ウィンガード監督)で、フリーアナウンサーの笠井信輔が、日本語吹き替え版のゲスト声優に決定した。
ゴジラフリークの笠井は、「ゴジラ2000ミレニアム」(1999)、「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」(2000)、「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(01)、「ゴジラ×メカゴジラ」(02)と、ゴジラシリーズに4作(ゴジラから逃げまどう役で本人以外は分からない役や、会社に無断で出演して、アナウンサー生命をかけ、ただ逃げているだけの役も含む)に出演してきた。
今回、これまでのゴジラ作品への出演実績が認められたのかは定かではないものの、大役に抜てきされた。
笠井は「これまでに、ゴジラ映画に4本出演していて、渡辺謙さんに“先輩!”と言っていただいたこともあるのですが(笑)、まさか自分にハリウッド版のゴジラから声がかかるとは、最高です! こうして、ハリウッド版にも出演して日米両方の作品に参加したとなると、一流になった気分です(笑)」と喜びの胸中を語った。
そして、「先輩の軽部真一アナウンサーから、『お前は勘違いをしている。吹き替えとしての出演だろう!』と怒られるんでしょうね(笑)。いつも、『すみっこの役で出ていただけなのに、謙さんにゴジラ作品に4本も出演したと言うな!』と言われていますから(笑)。でも、それでも今作の出演は素晴らしいことで家族もとても喜んでくれました。こんなに幸せなことはありません」と声をはずませた。
実写の吹き替え声優役は初めてで、本作のアダム・ウィンガード監督が「キングコング」(1976)の監督ジョン・ギラーミンから名前を取ったという特務機関モナークの指揮官ギラーミン役(ランス・レディック)を務める。
アフレコ収録に臨んだ笠井は、台本には無かった設定を教えてもらいながら、テイクを重ねて役を作り上げていき、ハリウッド版デビュー!?にふさわしく、笠井信輔史上、最も気持ちを込めた熱演を披露。吹き替え演出の要望に応えられたと、アダム監督の思い入れのある役、文字通りの大役を果たし、ホッとした様子だった。
笠井は、映画の魅力について、「映画館で二大怪獣のバトルを通して、大迫力の体験が出来ますので、日頃のストレスを発散できると思います!」と熱烈にアピールした。
【ストーリー】
モンスターの戦いによって壊滅的な被害を受けた地球。人類が各地の再建を計る中、特務機関モナークは未知の土地で危険な任務に挑み、巨大怪獣の故郷<ルーツ>の手がかりをつかもうとする。そんな中、ゴジラが深海の暗闇からその姿を現し、世界を再び危機へと陥れていく。その怒りの原因は何なのか。人類は対抗措置として、コングを髑髏島<スカルアイランド>から連れ出す。人類の生き残りをかけた争いは、ゴジラ対コングという最強対決を引き起こし、人々は史上最大の激突を目にすることとなる。人類になすすべはないのか―。ゴジラを信じ、真意を探ろうとする者、故郷を求めるコングと心を通わせる少女。怪獣を取り巻く人間たちの思惑が錯綜(さくそう)する。ゴジラとコング、彼らは人類の味方か、人類の脅威か。自然界最強の力が激突する、地球の存亡を委ねた壮大な戦いが始まった。彼らはなぜ戦うのか。果たして、この頂上決戦の勝者は。