■山崎亜美瑠（NMB48）

――山崎さんは岡田奈々さんとともに、ファイナリストLIVEは3回すべてに出場しています。

「私自身、歌唱力No.1決定戦に出場するまで、歌が自分の武器だとは思っていなかったんです。周囲の方々に言っていただくことで初めて気づけて、NMB48のライブで山本彩さんの曲を歌わせてもらったり、歌のイベントをさせてもらったり、自分の強みを一つ持てました。決勝大会もいい緊張感があるんですけど、ファイナリストLIVEは心から音楽を楽しめます。だから、『ファイナリストLIVEには絶対出たい』という強い意志を持っているくらい好きで、私にとっては心のよりどころというか、歌うモチベーションにつながるし、成長させてもらえる場所。本当に大切なイベントです」

――今回は審査員特別賞でファイナリストLIVE出演の切符を手にしました。

「最初は驚きしかなくて、喜びはあとから来ました（笑）。決勝大会の1曲目は力んでしまったところがあって、今回は無理だなと思っていたなかで、呼ばれた時は本当にびっくりしました」

――今回のファイナリストLIVEの見どころを教えてください。

「黒沢さんからいただいた『はじまりの唄』が本当に良い曲で、メンバーみんなの感情が乗りやすいように作ってくださって、メロディーも綺麗なので、そこが一つポイントです。あと、ソロでは大原櫻子さんの『瞳』を歌わせていただきました。これは第1回の歌唱力No.1決定戦の予選で歌った曲。私はそこで見つけてもらったので、今回のファイナリストLIVEでまた歌えたのはうれしかったし、当時からの成長も見てほしいです」

――「はじまりの唄」の歌詞は、自分と重なる部分が多かったですか？

「歌詞に1人ひとりのストーリーを作ってくださっていて、『どんなに手を伸ばし追い求めても』という（SKE48の）山内鈴蘭さんのパートの次に、（NGT48の）三村妃乃ちゃんと一緒に歌う『この手に届かないものがある』という歌詞は、どれだけ手を伸ばして1位を目指していても、なかなか届かないという思いがストレートに表現されていて、感情移入しやすいです。ハモリも難しいところをいっぱい歌わせていただくので、私自身もこの曲をきっかけにまた成長できると思います」

――ファイナリストLIVEの放送を見る方へメッセージをお願いします。

「今回はこれまで以上に一丸となって歌をみんなで作り上げようという意識が高くて、番組を見てくださる方にもきっと良いものをお届けできると思います。ソロで歌ったかわいい曲の『Bedtime Story』（西野カナ）、エモい曲の『瞳』をぜひ聞いていただきたいし、『ドライフラワー』（優里）でギターも弾いているので、いろんな面で楽しんでください」