数々のドラマとヒロインを生んできた、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の第3回大会ファイナリストらによるスペシャルステージ「ファイナリストLIVE」が、26日に行われた。生演奏をバックに本気で挑む一夜限りの特別ライブ――。31日の放送（TBSチャンネル1）を前に、AKB48グループを代表する歌い手9人の思いに迫る特別企画第2弾をお届けする。

■矢野帆夏（STU48）

――ファイナリストLIVEの魅力は？

「ファイナリストLIVEはグループの公演やコンサートとはまったく違って、歌だけ、声だけで作る特別なライブ。しかも、人に選ばれる形ではなく、自分たちでチャンスをつかんで立った舞台なので、本当に夢のような幸せな時間です。決勝大会とは違って競い合いのプレッシャーもない分、のびのび楽しく歌っている姿を見ていただきたいです」

――ほかのグループのメンバーと同じ時間を過ごすのは、大きな刺激になるかと思います。

「ソロで歌う曲だけではなく、ほかのグループのメンバーさんと一緒に歌っている曲もあります。やっぱりコミュニケーションを取らないと、息を合わせることはできません。そこで必ず生まれる交流だったり、自分が歌っていないときにも先輩方の歌声を聞けるのは本当に勉強になるので、それをグループに持って帰って生かせたらいいなと思います」

――今回、矢野さんの憧れの存在であるSKE48の野島樺乃さんと、第1回のファイナリストLIVE以来となる同じステージに立ちました。

「リハーサルを含めてたくさんお話しました。第1回のファイナリストLIVEで一緒に歌わせていただいたので、またこうして同じステージに立ててうれしかったです。野島さんはお会いするたびに歌唱力が上がっていて、すごく尊敬しています」

――今回のファイナリストLIVEの見どころを教えてください。

「過去2回を見てくださった方、今回初めて見てくださる方もいると思いますが、間違いなく言えるのは、今回はレベルも熱量も違うということ。アイドルとしてではなく、歌手として、期待して見ていただけたらうれしいです」

――ゴスペラーズの黒沢薫さんによる、ファイナリストLIVE出演メンバーのためのオリジナル曲「はじまりの唄」も初披露でした。

「黒沢さんは、メンバーそれぞれの音色・声質を考えて作ってくださったとおっしゃっていました。この曲は私たちだけしか歌えないし、自分たちでつかんだ曲という思いもあります。歌詞にもあるんですけど、『私たちだけのストーリー』が歌になっていて、自分のことだと思って聞きました。そのまま自分の気持ちを歌えば、曲の世界に入っていけたし、黒沢さんに『いいね』と言っていただけたので良かったです。みなさんを勇気づける曲になっていると思います」

――ファイナリストLIVEの放送を見る方へメッセージをお願いします。

「この新型コロナウイルス禍の状況を変えていけるように、ファイナリストLIVEをきっかけに音楽でみなさんを元気づけたり、勇気づけていきたいし、瀬戸内の方にも喜んでいただける活躍をしたいと思います」