【ズバリ!近況】ポニーテールがかわいかった「欽どこ!」鳥居かほりはきっぷのいい姉御肌のダンサーに
50歳を機にクラシックバレエを再開
「名倉ジャズダンススタジオ」には今も週3日通って習い続けているんですよ! 今、コロナの影響でレッスンの定員を絞っているので、クラスを取るのはすごい争奪戦なんですけど。「名倉ジャズダンススタジオ」では新国立劇場の中ホールで隔年公演を行っていて、21年も12月に予定しています。「名倉ジャズダンススタジオ」にはシニアのクラスもあり、50歳で始めた方や80代の方もいて、3か月リハーサルをする間にみんな上手になって、発表会ではすごくキラキラしているんです。その姿に私はいつも感動をいただき初心を思い出させていただいています。
自分のダンスに満足がいくなんてことは1度もないので、ジャズダンスのほか、クラシックバレエのレッスンにも週2日通っています。50歳を機に「原点に戻ろう」と思い、再開しました。一昨年から35年ぶりにトウシューズを履いてレッスンをしていますが、踊れるものですね! この7月に兵庫県立芸術文化センターで佐渡裕芸術監督プロデュースのオペレッタ「メリー・ウィドウ」の舞台に立ちます。最初はメイド役で出演オファーをいただき踊る役ではなかったので、あえて20~30代に混じってダンサーオーディションを受け合格し、メイド役兼ダンサーとして出演予定です。
60歳を過ぎたらゲイの友人と暮らすかも…
これまで大きなケガはなく、病気もありません。長年、鍛えてきた蓄積と、食事が良いのかもしれません。料理が大好きで自炊をするので、添加物の多い食品を食べていないと思います。ちなみに昨日の夕食は肩ロース肉のしょうが焼きと、リンゴ、タマネギ、生姜、セロリなどをすり下ろしたドレッシングをかけたキャベツのサラダ、セロリのきんぴら、おネギとおかかをたっぷり乗せた温やっこにワイン。お酒は何でも大好きで、ワインなら毎日1本。でも、肝臓の数値などには問題ありません(笑)!
34歳で離婚後、再婚していません。年齢が上がるにつれ、どんどん“きっぷがいい姉御”という感じになって、男の人にモテなくて(笑)。子どももいません。そういう意味では親孝行できなかったけれど、幼い頃から習わせてもらったダンスをずっと続け、それが人生になったことは、親が与えてくれたことを無駄にせず良かったかなあと思っています。宝塚歌劇団やOSK日本歌劇団、子どもミュージカルの振り付けにも関わらせていただいています。
オフは映画を見たり、美術館をめぐったり、ドライブや旅行を楽しんだり。60歳を過ぎて健康面の不安が出てきたら、ゲイの友人と「お互い助け合って、一緒に暮らそう」って話しています(笑)。私の仲の良いゲイの友人たちは気配りができて頭が良くて、ダンスをしているので共通の話題もあって、気が合うんです。そういう友達がたくさんいます。私、人には恵まれていると思いますね。
□鳥居かほり(とりい・かほり)1965年3月13日、鎌倉市生まれ。本名:高橋香織※。4歳からクラシックバレエを始め、22歳から名ジャズダンサー兼振付家・名倉加代子にジャズダンスを師事。テレビ、舞台で女優として活躍すると同時に、国内外のさまざまな作品にダンサーとしてチャレンジしている。近年は振り付けも手がけ、女優、ダンサー、振付師として活動の幅を広げている。7月16~25日、兵庫県立芸術文化センターでオペラ「メリー・ウィドウ」の舞台に立つ。
※高橋香織の「高」の正式表記ははしごだか