伊藤かずえ、30年乗車の愛車シーマをレストア 日産が全面協力で「どうなるのか楽しみ」
女優の伊藤かずえが30年以上乗っている「日産シーマ」について、日産自動車株式会社が今年4月から一時預かってレストアすることになった。17日に同社が発表した。
日産で有志チーム立ち上げ、公式ツイッターで状況発信へ
女優の伊藤かずえが30年以上乗っている「日産シーマ」について、日産自動車株式会社が今年4月から一時預かってレストアすることになった。17日に同社が発表した。
昨年10月に、伊藤が愛車シーマを1年点検に出した際のSNSへの投稿がきっかけとなり、伊藤が1990年から30年以上にわたりシーマを大切にしていることが話題となった。
この投稿などを見た人から、「やっちゃえ、日産!」「日産はレストアを検討して!」といった多くのコメントが寄せられたという。日産社内でも何かできないのか、との声も上がり、有志によるチームを立ち上げ。伊藤への「日産からの感謝の想い」をレストアという形で応える取り組みがスタートした。
今回のレストア実施に際し、シーマを預かる期間、伊藤には現在の日産のラインアップから選んでもらった車両を代車として使用してもらうという。また、17日から、レストアの状況などを日産公式ツイッターで発信していくという。
伊藤は「この度、このようなお話をいただき感謝しています。父と塗りなおした塗装やへたってしまったシートなど思い出が詰まっているけれどもきれいにしたい部分がどうなるのか楽しみです」とコメント。「レストア中も見学できるという事なので、毎日のように作業の様子を見に行ってしまうかもしれません。30年乗り続けた『シーマ』とお別れするのはすごく寂しいですが、戻ってくるのを楽しみにしています」と思いを寄せた。さらに、17日に自身のインスタグラムを更新し、「生まれ変わったシーマを楽しみにしています」などとつづった。
一方、レストアチームのリーダーを務める同社の日本事業広報渉外部・遠藤和志部長は「伊藤さんが30年以上に亘り、『シーマ』を大切に乗り続けていただいていることに感謝するとともに、大変嬉しく思います」と伊藤への感謝を述べた。
そのうえで、「『シーマ』は日本における自動車の歴史において、一石を投じたクルマの一つであると自負しております。30年以上お乗りいただいた車両を、伊藤さんが期待する“新車時と同じ状態”に戻すレストアは非常に難しい作業となりますが、『技術の日産』に恥じぬよう、総力をあげて、伊藤さんにご満足いただける仕上がりにしたいと思います」と力強い決意を語った。