コロナ禍を乗り越えて1年越しの晴れ舞台 「挑戦」と「歴史」に見たSTU48の可能性
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は13日、広島サンプラザホールで「STU48 4周年コンサート」を開催した。昼公演「~僕らはここからが凄いぞ~」(全38曲)、夜公演「~未来を探しにいこうか?~」(全23曲)でサブタイトル、セットリストを変え、それぞれにストーリー性を感じさせる演出でファンを魅了。キャプテンの今村美月は、節目の5年目に向けて「STU48が皆さんを満たせられるような1年にしたい」と思いを語った。
3周年コンサート中止を経て、1年越しの晴れ舞台に立つ
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は13日、広島サンプラザホールで「STU48 4周年コンサート」を開催した。昼公演「~僕らはここからが凄いぞ~」(全38曲)、夜公演「~未来を探しにいこうか?~」(全23曲)でサブタイトル、セットリストを変え、それぞれにストーリー性を感じさせる演出でファンを魅了。キャプテンの今村美月は、節目の5年目に向けて「STU48が皆さんを満たせられるような1年にしたい」と思いを語った。
国内6番目のAKB48姉妹グループとして2017年3月に活動を開始したSTU48は、メジャーデビューシングル「暗闇」(18年1月発売)から5thシングル「思い出せる恋をしよう」(20年9月発売)まで、女性アーティスト歴代3位となるデビューから5作連続でオリコン週間シングルランキング1位を達成。今年2月17日に発売した6thシングル「独り言で語るくらいなら」でも2位に入り、存在感を示してきた。
その一方で、シングル5枚中3枚(1st、2nd、5th)で発売延期を経験し、専用劇場船「STU48号」の2度にわたる出航延期。20年3月28日に開催予定だった3周年コンサートは、新型コロナウイルスの感染拡大で中止となり、21年5月をもって「STU48号」からの卒業が決定するなど、数々の試練を乗り越えてたどり着いた4周年だった。
STU48初の“見せる”「OVERTURE」で幕を開けた昼公演のテーマは「挑戦」。メンバーがコンセプトやセットリスト、衣装をプロデュースした課外活動姉妹ユニット挑戦企画ブロックでは、今村美月、岡田奈々、田中皓子で構成された最初で最後のユニットによる「奇跡は間に合わない」から始まり、初となる姉妹ユニット混合のパフォーマンスなど25曲続けて披露し、それぞれのカラーを存分にアピールした。
アンコールではバンドユニット「青い向日葵」の演奏で「ペダルと車輪と来た道と」、「夢力」を全員で歌唱し、青い向日葵のオリジナル曲「青春各駅停車」も有観客ライブ初のバンドバージョンで披露。最後のMCでは2期研究生昇格企画がサプライズ発表され、半年後の9月12日に2期研究生だけで広島サンプラザホールの客席(キャパシティー:2000人)を埋めることができれば、全員が正規メンバーとして昇格、オリジナル楽曲「僕たちの春夏秋冬」のミュージックビデオが作成、個人SNSアカウントの開設が約束された。