OSK桐生麻耶がラストステージに感慨 解散危機、コロナ禍乗り越え有終の美

OSK日本歌劇団「レビュー春のおどり」製作発表記者会見が12日に行われ、本公演がラストステージとなるトップスターの桐生麻耶があいさつした。

桐生麻耶が「レビュー春のおどり」製作発表記者会見に臨んだ【写真:ENCOUNT編集部】
桐生麻耶が「レビュー春のおどり」製作発表記者会見に臨んだ【写真:ENCOUNT編集部】

ラストステージ「レビュー春のおどり」3月26日から新橋演舞場で公演

 OSK日本歌劇団「レビュー春のおどり」製作発表記者会見が12日に行われ、本公演がラストステージとなるトップスターの桐生麻耶があいさつした。

 前身の「松竹楽劇部」から数え今年で劇団創立99年目を迎えるOSK日本歌劇団。2003年には解散の危機に直面するも、街頭での署名運動など地道な努力を重ね市民劇団として見事復活を果たした。

 昨年上演予定だった「レビュー春のおどり」は新型コロナウイルスの感染拡大で上演中止となり、約1年越しでの開幕となる。トップスターとしてラストステージを迎える桐生は「何よりもこのような立場をいただけると思ってなかった。呼ばれたときは、退団かトップか、どっちかだと思っていて、退団の方が(可能性が)大きいなと」と告白。

 トップスター公演後は退団が一般的。桐生は特別専科という形で劇団に残るが、もし退団していたら何をしていたかと聞かれると「OSKは私にとって、母親であり父親のような存在。何も浮かばないんですよ、本当に。悲しい人生なのかな(笑)」と答えた。

「レビュー春のおどり」は3月26日から28日まで、新橋演舞場で公演される。

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