渡辺徹、初ミュージカル 「僕はトップアイドルだった」 妻の榊原郁恵は厳しく指導特訓

俳優の渡辺徹が11日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われたミュージカル「アリージャンス~忠誠~」の記者会見に出席した。

会見に出席した渡辺徹【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席した渡辺徹【写真:ENCOUNT編集部】

聖火リレー辞退には「久しぶりに走る姿を見せたかった」

 俳優の渡辺徹が11日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われたミュージカル「アリージャンス~忠誠~」の記者会見に出席した。

 茨城県古河市出身の渡辺は東京五輪の聖火ランナーを務める予定だったが、同県オリンピック・パラリンピック課が2日、渡辺が日程の都合で辞退した、と発表した。これについて聞かれた渡辺は「五輪が1年延びたため舞台の仕事と重なってしまった。地元の知り合いからも言われましたが、気持ちとしては久しぶりに走る姿を見せたかった」と残念がった。

 同ミュージカルは、己の信じる忠誠を胸に戦時下を生き抜こうとした米国の日系人家族の行く末を描いた感動ストーリー。今作がミュージカル初出演となる渡辺は「僕はトップアイドルだったんですよ。歌はベストテン10にも入ってました。久々に大きなステージで体がふくらんでいます」と笑いを誘った。

 今回の舞台に備え自宅で歌唱練習をしていることも明かしたが、妻で歌手の榊原郁恵からは厳しい指導を受けているようで「鼻歌で歌っていると声を出して歌いなさいとか、ピッチが甘いとか。年上でデビューも(榊原が)先ですから『はい』って言ってます」と苦笑。

 会見には女優の濱田めぐみ、俳優の海宝直人も出席した。濱田は「ミュージカルのテーマが今の時代にとって意味がある」、海宝も「日本人だけでこの作品を作ったのは意義がある。お客様のために精いっぱい演じたい」と意欲を語った。

 東日本大震災10年を迎えたこの日、3人は会見冒頭で黙とうをささげた。

 東京公演は12~28日に東京国際フォーラム。名古屋公演は4月17~18日に愛知県芸術劇場。大阪公演は同23~25日に梅田芸術劇場。

次のページへ (2/2) 【写真】ミュージカル「アリージャンス~忠誠~」の会見に出席した(左から)海宝直人、濱田めぐみ、渡辺徹
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