2021年夏、オフ・ブロードウエーミュージカル「The Last 5 Years」の新演出による上演（6月28日開幕、東京・オルタナティブシアター）が決定した。

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　01年にシカゴで初演され好評を博し、タイム誌が選ぶベストショー10に選出、その後オフ・ブロードウエーに進出し、世界中で上演され続け、熱狂的なファンを持つ人気作。

　過去2回の公演では、その男女の心の揺れ動き・すれ違いを描いた普遍的なストーリーとドラマデスク賞を受賞した美しく魅力あふれる楽曲で多くの観客を魅了、14年に映画化もされた作品が満を持して戻って来る。

　今作の作詞作曲・脚本はトニー賞を3度受賞し、ミュージカルファンから熱い支持を集め、日本でも「パレード」「Songs for a New World」などが上演されているジェイソン・ロバート・ブラウン。

　そして、今回、作家としてデビューしスターダムを駆け上がっていくジェイミーと悩みながらも女優の道を歩むキャシーの2人の物語を3組のペアで上演する。

　1組目はグランドミュージカルの話題作へ数多く出演している木村達成と10年公演に引き続きキャシーを演じる村川絵梨、2組目は「RENT」「イン・ザ・ハイツ」と大型ミュージカルの主演を務め注目を集める平間壮一と宝塚退団後舞台のみならず多方面で活躍する花乃まりあ、3組目はミュージカル、ストレートプレイで確かな存在感を見せる水田航生と圧巻の歌唱力でミュージカル界で最も注目される女優の1人である昆夏美。

　また、そんなキャストが2人のみの濃厚なストーリーの演出を担当するのは数々の海外ミュージカルの話題作やオリジナル作品の演出を手掛け、自身も物語の舞台となったニューヨークに留学経験のある小林香。

　ニューヨークに住む女優の卵キャシーと成功し始めた小説家ジェイミー。

　2人が出会い、結婚し、別れに至るまでの5年間をジェイミーは出会いから別れに向かって、キャシーは別れから出会いに向かって、異なる時間軸で進む構成で心に残る名曲の数々と共につづられる至極のミュージカルが幕を開ける。