“サムライ・ギタリスト”MIYAVI地元大阪に凱旋「これからも世界をロックする」…父の顔も披露
エレクトリックギターをピックを使わずに指で弾く独自の“スラップ奏法”で世界中から注目を集める“サムライ・ギタリスト”のMIYAVIが、21日にワールドツアーの日本公演FINALを地元大阪で迎えた。
「MIYAVI“NO SLEEP TILL TOKYO”World Tour 2019 JAPAN」ワールドツアー日本公演FINAL 熱き音魂を解き放つ
エレクトリックギターをピックを使わずに指で弾く独自の“スラップ奏法”で世界中から注目を集める“サムライ・ギタリスト”のMIYAVIが、21日にワールドツアーの日本公演FINALを地元大阪で迎えた。
7月に3年ぶりのオリジナルアルバム「NO SLEEP TILL TOKYO」を全世界で発売。発売日には米国ドジャースタジアムで行われた大リーグ始球式での国歌演奏で観客を魅了し、日米で話題騒然となったMIYAVI。これまで7度のワールドツアーを成功させ、今年も7月から米国を皮切りにヨーロッパ、アジアをめぐり、8度目のツアーを開催し、ワールドツアーの日本公演が千秋楽となった。
ワールドツアー最終公演。背景の縦型映像と照らし合わせてのレーザー光線の演出による「Stars」でMIYAVIが登場すると、場内は一気にヒートアップ。その後、「Flashback」「In Crowd」「Bumps In The Night」とテンポの良い曲を披露し、ギターの音に反応する観客とコミュニケーションするかのように、ギターをかき鳴らし、冒頭から会場を沸かせた。7月に三浦大知とKREVAとともにテレビ朝日系列「MUSIC STATION」で披露した「Rain Dance」をソロでパフォーマンス。持ち前のギターのソロをしっかりと響き渡らせた。
20年前に京都駅前からバスに乗った上京の思い出も
冒頭のMCでは「大阪!!ワールドツアーFINALです!!!!と見せかけて、ブラジル、メキシコ、ハワイと来年ライブがあるので、今日が最後じゃないんだけど、ジャパンファイナルということで、熱く締めくくりましょう!!」と観客を盛り上げる。前日に訪れた京都で、自身が20年前に京都駅前のバスターミナルからバスに乗り、上京した時のことを思い出し語りつつ、さらに2020年からLDHへ移籍することにも触れ、「これからも世界をロックする姿勢・意識は変わらない。子供たちの未来に向けて、自分の役割、信じる道、一点に集中して進みつづけたい」と、今までと同様であることの思いを、観客に熱く語っていた。
そして、アルバム「NO SLEEP TILL TOKYO」に収録された「No Sleep Till Tokyo」で盛り上げつつ、途中、音響トラブルが発生したにもかかわらず、長年ともにしてきた相棒のドラマーのBOBOがMCで語り、ファンとの時間を楽しみつつ大切に過ごした。音響トラブル修復後、「Samurai45」「Tears On Fire」「Other Side」を立て続けに披露し、「ソロアルバムとしては3年ぶりで、これまで、特に海外ではギタリストとしてギターで勝負してきましたが、今回は自分の声も含めて、MIYAVIの作品を応援してくれるみんなに届けたいという思いで作りました。大切に聴いて欲しいと思います」と語った。
2011年の東日本大震災直後に作った「Guard You」をアコースティック調の音色でしっとりと披露し、観客を魅了。「応援してくれる皆さんのサポートのおかげで、僕たちは世界中を自由に飛び、駆け巡ることができます。僕は前だけを、未来だけを見て、活動してきたつもりだし、これからも今までと同じように変わらずに変わりつづけて、みんなにも新しい景色、音、未来を感じてもらえるように、一歩一歩、進んでいきたいと思います」と感謝を語り、みんなに捧げるように「君に願いを」をアコースティックでしっとりと披露した。その後は、「What A Wonderful World」「Under The Same Sky」「Ha!」「Strong」「Firebird」「Raise Me Up」「Day 1」とテンポの良い曲を演奏した。