28歳鈴木伸之、「まだいける」ヤンキー男子高校生役に自信 「お茶にごす。」ドラマ化

ヤンキー高校生が一念発起で茶道に挑戦!? 「今日から俺は!!」などで知られる西森博之氏原作のコミック「お茶にごす。」が、5日からAmazon Prime Videoで全12話一挙配信される。中学最強の不良と恐れられ、“悪魔(デビル)まークン”と呼ばれた船橋雅矢を演じる鈴木伸之(劇団EXILE)は、本作が地上波連続ドラマ単独初主演。ヤンキー・船橋が茶道を通じ、心が変化していく様子が描かれる。主演を務める鈴木と主人公・船橋の親友・山田航役を演じる瀬戸利樹が、本作の見どころや撮影の裏話を語った。

ドラマ「お茶にごす。」で主演を務める鈴木伸之(左)と主人公の親友役を演じる瀬戸利樹【写真:(C)西森博之/小学館 (C)「お茶にごす。」製作委員会 】
ドラマ「お茶にごす。」で主演を務める鈴木伸之(左)と主人公の親友役を演じる瀬戸利樹【写真:(C)西森博之/小学館 (C)「お茶にごす。」製作委員会 】

ヤンキー×茶道の異色コメディ「お茶にごす。」がドラマ化!

 ヤンキー高校生が一念発起で茶道に挑戦!? 「今日から俺は!!」などで知られる西森博之氏原作のコミック「お茶にごす。」が、3月5日からAmazon Prime Videoで全12話一挙配信される。中学最強の不良と恐れられ、“悪魔(デビル)まークン”と呼ばれた船橋雅矢を演じる鈴木伸之(28=劇団EXILE)は、本作が地上波連続ドラマ単独初主演。ヤンキー・船橋が茶道を通じ、心が変化していく様子が描かれる。主演を務める鈴木と主人公・船橋の親友・山田航役を演じる瀬戸利樹(25)が、本作の見どころや撮影の裏話を語った。

――原作を読んだ感想を教えてください。

鈴木「茶道と不良という、かけ離れた2つの要素でどんな物語になっていくのかなと思いました。僕が演じるまークンは、目つきの悪さがすごく印象的。でも、徐々に彼の内面の良さが周囲の人たちに認知されていくようになって、まークン自身も人間的に成長していきます。その姿をドラマの中でも生かせるように撮影に臨みました」

瀬戸「茶道を含めて、こんなにきれいな世界線があるヤンキーマンガは他にないんじゃないかなと感じたと同時に、コメディー要素を欲しがり過ぎずに自然にやりたいと思いました。まークンの一番のよき理解者である山田を全うするつもりで演じました!」

――お2人がそれぞれ演じる役の魅力を教えてください。

鈴木「まークンは中学生のころから悪名が高くて近寄りがたく、目つきが悪いことで、高校に入ってからもウワサになっているというキャラクターです。誰かがその悪名を聞きつけてけんかをふっかけてくる毎日……というところから物語が始まるのですが、実はとても優しくてピュアな男なんです。でも、見た目で物事を判断されてしまうことが多いからか、弱い立場の方の手助けをしてもそれが逆効果になってしまったりもします。それでも話数が進んでいくにつれて、茶道部のメンバーたちや周りの人が『実はまークンはそういう人じゃないのかな』『すごくいいことも言っているんじゃないか』と気付いて感化されていく様子は、この作品のひとつの見どころです。

 まークンを演じるにあたって、今までの僕の演じ方とちょっと違って新しい挑戦をさせてもらっています。振り切って大きいお芝居を心がけてやらせてもらったので、にらむこと1つに対しても、コミカルさは残しながらもすごく大きいリアクションをしたり、すごい顔でにらんだり……。演じてみて楽しかったですし、自分の中の挑戦でした。手応えはまだないですが、皆さんに見ていただいて、どう受け取られるのか、ちょっと気になっています」

瀬戸「僕が演じる山田は船橋のよき理解者として、道を逸れそうになったときに戻してあげる優しさを持った強い男だと思います。船橋と山田は同い年ですが、演じている中で、母性というか、お母さん目線になってしまうというか……。演じていてそういうものも感じました。

 この作品は個性が強いキャラクターがたくさん出てきますが、山田はどちらかというとツッコミ側。正しいことを言ったりする仲裁の立場なので、面白いと思いながらどう正すかを自分の中で気を付けながらやっていました。まークンとの2人のシーンでは、中学生だったころの仲がドラマではあまり描かれていないので、そこを少しでも垣間見ることができるように意識していました」

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