1996年に特撮番組「ウルトラマンティガ」の主役マドカ・ダイゴ隊員を演じた人気グループ「V6」の長野博が、25年ぶりにウルトラマンティガとの再会が実現した。感動の様子を収録したWeb動画が5日から公開。6日からは長野を起用したテレビCMも放映される。

　ウルトラマンティガは、毎日放送・円谷プロダクションが制作した特撮番組「ウルトラマンティガ」に登場する、3000万年の時をへて復活した超古代の光の巨人。ジャニーズ事務所初となる特撮変身ヒーローを演じた長野＝マドカ・ダイゴ隊員が変身する。1996年9月7日から97年8月30日まで、TBS系で毎週土曜に全52話が放映された。98年、第29回「星雲賞」映画演劇部門・メディア部門を日本の特撮テレビドラマとして初めて受賞した。

　そんなティガと長野が再び顔を合わせることになった。6日から全国で放映される新しいCMのタイトルは、「かつてティガになった君たちへ」篇。真っ黒な世界にたたずむ長野がカメラに向かってゆっくり近づきながら「かつて、ティガになった、君たちへ」と話し始める。すると、画面には25年前の「ウルトラマンティガ」の最終回でティガを復活させ、ティガと一体化した子どもたちが光り輝くという名シーンが登場する。

　そして、ウェブ動画「長野博 25年目の再会」篇。この撮影エピソードが届いた。コロナ対策が施された撮影現場に登場した長野。当時のスーツアクター権藤氏も加わった企画説明時には、子どもの頃のティガへの思いを話す企画スタッフらとともに、当時の思い出話で盛り上がった。撮影が開始され、ティガと初対面した際にはディティールにもこだわったフィギュアを手に取り、感慨深く見つめる姿も見られた。CM撮影の終盤で「かつてティガになった君たちへ…ティガーーー！！」とさけぶシーンでは、25年前のダイゴ隊員をほうふつとさせる迫力のある演技を披露した。

　25年前、ティガに夢中になった人たちにとって、「小さな宝物」の登場だ。放映25周年を記念して今回、フィギュア「S.H.Figuarts（真骨彫製法）ウルトラマンティガ」の制作が決まった。新造形技術「真骨彫製法」を用い、当時のスーツアクター権藤俊輔氏の体をスキャンするなど、造形・可動・監修・彩色まで各所徹底的にこだわって作られた、BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部が誇る可動フィギュアの最高峰ブランドだ。8日から予約受付が開始となる。