――初舞台が決まって生活は変わった？

「体力をつけるためたんぱく質をたくさんとるようにしました。ゆで卵を毎日2個食べています（笑）」

――食べ物と言えば、CMでは本当に幸せそうな笑顔で牛乳プリンや野菜ちゃんぽんを食べていますね。癒されます。

「ハハハ、そうですか？　私、普段から食べることが大好きなので、そんな気持ちがうまく表現できたのかもしれません。両親によると、子どものころから食べ物に好き嫌いがなかったようです。今でも何でも食べますね（笑）」

――CMはかなりの反響があったのでは？

「ある日、私の友達から連絡があって、『テレビから朱里の声が聞こえたよ』って言われました。私、実は声が低いってよく言われます。小学校、中学校はそんなことはなかったのですが、高校に入ったその日に『すごい声。風邪ひいてるの？』『声、枯れてるの？』って言われて以来、コンプレックスになってしまって……。その人が発する声に説得力を持たせるには、人間としての個性を確立しないといけない、と思いますが、私はまだそこにはいたってないかな、と」

――今でもコンプレックスですか？

「他の人が私のような声になりたいと思っても、なかなかできない。そうであれば、この声を私の強みにしていくことができるのでは、と前向きに考えるようになりました」