優希美青、ホリプロ60周年記念作で“ハマり役”「他の人だったらヤキモチ妬いた」
ホリプロ創業60周年記念作品「NO CALL NO LIFE」が3月5日より全国公開(テアトル新宿ほか)された。事務所の節目となる一作で主演を務めた優希美青(21)がENCOUNTのインタビューに応じ、期待と不安で満ちた今作への思いを明かした。
60周年記念作で主演の大役「今回の作品は財産になる」
ホリプロ創業60周年記念作品「NO CALL NO LIFE」が3月5日より全国公開(テアトル新宿ほか)された。事務所の節目となる一作で主演を務めた優希美青(21)がENCOUNTのインタビューに応じ、期待と不安で満ちた今作への思いを明かした。(取材・文=中村彰洋)
「まさか60周年の大事な節目の作品に出演できるとは思っていなかったです。今回の作品は財産になるなってくらい、監督とのコミュニケーションだったり今までにない自分を新たに発見できた場でした。そういった作品に(女優人生)10年を迎える前に出会えたっていうことがすごくうれしいですし、ありがたいなって思っています」
優希は2012年に開催された第37回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞した21歳。事務所からの“期待の表れ”とも言える記念作での主演抜てきに「60周年という貴重な年に『本当に私で良いのかな?』という不安のほうが大きかったですね。1番最初は素直にうれしかったですけど『うまくいかなかったらどうしよう』といろいろ考え出したらネガティブになっちゃったんです」と重圧を明かした。
「今回、この作品に本当にいろんな人が全力を懸けている。目に見えるくらいみんなの愛情が見えたので、より期待を裏切れないなって不安がすごいありました」
原作は壁井ユカコの同名小説「NO CALL NO LIFE」(角川文庫刊)。メガホンは25歳の新鋭・井樫彩監督が握った。さらに相手役の不良少年・春川を演じた井上祐貴は24歳と作品の中心を担うキャストやスタッフの多くが同世代という若い現場に「良い意味で気を遣わずにディスカッションができたと思います」。監督が意見を出しやすい雰囲気作りのため、「『思ったことはなんでも言ってください』と事前に言ってくださった」と、どんなに小さな気付きであっても話せる現場だったとした。