フジテレビの年末特番「ン年に1度!」が29日、午後11時30分より放送される。数年に1回だけ起こる歴史的な瞬間を狙って世界中を奔走し、貴重な瞬間を映像だけでなくさまざまな手法で紹介する内容だ。

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　MCを務めたバカリズムは「今回、どのネタも面白くて、たぶん2本(分)ぐらい撮れてる。編集されるのがもったいないくらいどのネタも面白かったです」と完成度に自信。印象に残った一幕について「パスポートのデザインが変わるっていうネタがありまして、伊集院(光)さんが来年3月にパスポートのデザインが変わるのにちょうどこのタイミングでパスポート更新しちゃったらしいんですね。やっぱり伊集院さん、持ってるなと思いました。ちょっとジェラシーというか、俺がそうなりたかった。伊集院さん的には納得いかないと思うんですけど、それがすごく面白かったですね」と語った。

　番組では入社1年目の藤本万梨乃アナも共同MCを務めた。バラエティー番組ではこれが初めての司会だったが、バカリズムはその滞りない進行に感心。「本当に1年目というのが信じられないくらい落ち着いていて、ボクもこういう仕事長くやっていると、『今年1年目の……』っていう方とご一緒する機会あるんですけど、だいたい初々しさを前面に押し出してくる。(今回も)台本上書かれたから言ったんでしょうけど、言わなくてもいいくらい」と驚きを口にした。

　藤本アナは東京大学卒業の才女。フジテレビ公式サイトの自己紹介では、モットーについて「なんとかなる!」と回答。「色々なジャンルのお仕事がしたいです」と幅広い分野での活躍を目標に掲げていたが、さっそくその片鱗をのぞかせた。バカリズムは「本当に4～5年目ぐらいの貫禄で、いろいろ助けていただきました。ありがとうございます」と笑顔でお礼を述べた。

　今年は脚本家としても大忙しだったバカリズム。1年を振り返り「バラエティーのほかにもドラマの脚本とか書かせていただいてるんですけど、実は自分のキャリアの中でも一番たくさん書いた年なんですよ。でも、バラエティーと違って、ドラマとか映画って、書いてから発表されたり放送されたりするまでが結構期間長くて、来年とか再来年の話だったりする。こんだけ頑張ったのに全然表に出ていないのがすごく悔しいですよね。バラエティーって長くても1か月後には放送されたり、宣伝ですぐ動いたりするんですけど、今年すごいいっぱい書いたので早く発表されて欲しい。このペースがちょっと慣れていないというか、こんな書いたのにあんま書いていないことになっている自分がすごい嫌なんです」と話した。