「生きるとか死ぬとか父親とか」“マルチな裏方”スクービーのMOBYがドラマでも裏方演じる
出演者のコメント
【ラジオディレクター中崎役:オカモト“MOBY”タクヤ(SCOOBIE DO)】
「何より、プロデューサーの佐久間宣行さん、祖父江里奈さんが、ボクのことを知っていたことに驚きました。子どもの頃からラジオが大好きで、またコミュニティFMですが自分の番組を10年間続けている自分にとって、何だかとんでもないごほうびをいただいてしまったような心持ちです。原作には無い、けれども絶対に欠かすことの出来ない『ラジオ番組』を軸に、このドラマは展開していきます。台本を読んで、本当にこんなラジオ番組が聴けたら良いな、そしてチャンスがあるならボクもこの番組に関わってみたいな!と思いました。実際にジェーン・スーさんが出演されている番組は選曲も最高なので、撮影時にはストーリーに沿った架空のオンエア曲を、毎回勝手に準備していました。次第に吉田羊さんに『次の曲、何?』と聞かれるようになりましたよね……。 2021年4月から3か月間は、フライデーナイトにテレビでラジオを楽しめるという、めったにないぜいたくな40分が味わえますよ。そしてヒコロヒーさん、森本晋太郎さんとの3人による、ラジオ番組『トッキーとヒトトキ』制作チームの奮闘っぷりにも是非ご注目下さい!」
【構成作家・近田役:森本晋太郎(トンツカタン)】
「まさか僕にドラマのお仕事が来るなんてというのが率直な感想でした。クランクイン前に喫茶店で台本を読みながらセリフを覚えるという憧れのやつをやらせていただきました。店員さんが前を通るたび、ちょっとだけ台本の表紙が見えるようにしちゃいました。どんなお悩みにもユーモラスに寄り添い、その人のためを想った説得力のある言葉をつむいでいくトッキーさんは痛快そのもの。それを通じて視聴者のみなさんが普段向き合ってこなかった物事に対して立ち止まって考えるきっかけを与えてくれるような、そんな台本だなと思いました。人間の不器用さ、カッコ悪さから目を背けずに包み込んでくれるトッキーさんの姿は先のわからない現代社会に生きる我々の心のより所になると思います。
見たあとに胸がじんわりと暖かくなる作品ですのでぜひご覧ください!」
【ラジオ音響担当・遠山役:ヒコロヒー】
「『私?私宛?ほんま?手違いでは?』と何度も確認し、それでも私宛だと聞いて(ハッハーン、ドッキリやな)と勝手に名探偵づらしていました。ドッキリでも何でもないと知ってからは一気に恐縮な思いでしたが、映像の現場でのものづくりを学ばせていただける貴重な機会だと思い、精一杯に努めさせていただこうと思いました。原作の、そしてスーさん自身の大きな魅力でもある『思いを言語化する』部分がていねいに軽やかに描かれていて、笑えるしグッとくるしで、また『ドラマ24』がすごいものを作りだしているなあと興奮しました。また、登場人物たちのキャラクターが一面的ではなく二面や三面にも描かれていて、人間というものの複雑さをさまざまに立体的に感じられる素敵な脚本でした。はっとさせられたり、心がふっと軽くなるようなせいふの数々を、素敵な俳優さんたちがチャーミングに情熱的に時にユーモラスに演じられていて、ちぐはぐに生きる瞬間があってもよいのだと安心するような作品だと思います。私たちラジオスタッフ同士のほのぼのとした掛け合いも楽しんでいただけると幸いです」
【雑誌編集者・今西役:DJ松永(Creepy Nuts)】
「オファーをいただいた時、きっとセリフは一言二言だろうと思ってましたが、まさかあんなにしっかり役を与えてくださっていたとは思いませんでした。色々ご迷惑をお掛けしつつも、撮影をご一緒した方や、スタッフさんに助けられながら、やらせていただきました!皆さん是非ご覧になってください!」