【愛車拝見】「CHEMISTRY」川畑要の車好き垂ぜんの愛車歴はアメ車、欧州車…今は日本に数台のドイツ車
18歳で免許を取得したときの笑える話
車好きになったのは、長距離運転手だったオヤジの影響。デカイ車が好きなのも、子どもの頃、ダンプに乗ってるオヤジを見て「すげーでっかい車を乗っててかっこいいな」と思っていたから。早く自分も運転できるようになりたいなぁと思ってたんで、18歳になってすぐにマニュアル免許を取りました。
免許は合宿で、茨城の友部という町に行って取ったんですけど、行ったらたまたま地元の友だちが合宿していて、彼は仮免の学科試験に8回落ちて、みんなに「長老」って呼ばれてたんですよ。「バカだなあ」なんて友人のことを笑っていたら、その後、僕は6回落ちちゃって、僕が次代「長老」になりかけました(笑)。問題の裏の裏を読みすぎて、あと1、2問足りなかったらしいです。技能のほうは、もちろん一発合格でしたよ!
曲作りは車を走らせながら…車は“走るスタジオ”に
車は日常使い。仕事場にも自分で車を運転していくし、休みの日に犬を連れて公園に行ったりもするので、ほぼ毎日乗っています。だから、車は僕にとっていつも一緒で、生活の一部というか、ファッションというか、そんな感覚です。走りを楽しむために、わざわざ長距離を乗ったりはしないので、この1年で走行距離は7000キロぐらい。事故ったら大変だから安全運転。あまり飛ばしたりもしません、ゆっくり乗るのが好きですね。
車の中ではやっぱりいつも音楽をかけています。ジャンルはあまり問わず、本当にいろんな曲を聴いていますね。好きでよく聴いているのは、最近は米国のR&B歌手、ジョン・レジェンドの新しいアルバム「Bigger Love」。あとは、ライブで歌うために覚えなくてはいけない曲とか、僕のYouTubeの「歌ってみた」シリーズで歌う曲とか。僕、譜面が読めないので耳だけで覚えるんですよ。自分の歌声が聞こえる程度の音量でかけて、歌いながら覚えて練習しています。
だから、日常使いではありますけど、自分の部屋、“走るスタジオ”みたいな面もありますね。車の中だと集中できるし、楽なんです。たとえば、曲を作るときに、運転しながら作ったりもします。信頼する作家さんに作ってもらったトラック(オーケストラ、伴奏)とレコーダーを車に持ち込んで、レコーダーを回しっぱなしにして、下道を走らせながらトラックを流して、目に入ってくる景色に刺激を受けながらメロディーを載せていくことが多いですね。軸は音楽なんですけど、人生1回だからいろんな可能性を広げていきたい。まさにこれから。たくさんあるやりたいことを、車が助けてくれています。
□ 川畑要(かわばた・かなめ)1979年1月28日、東京・葛飾区亀有生まれ。区立亀有中学卒業後、アルバイトを転々としながら歌手を目指し99年、バラエティー番組「ASAYAN」(テレビ東京)のオーディションの最終選考に残り、2001年1月、同じく最終選考に残った堂珍嘉邦(42)とデュオ「CHEMISTRY(ケミストリー)」結成。同年3月、デビューシングル「PIECES OF A DREAM」が大ヒットした。12年、デュオ活動を休止しソロに専念。17年、デュオ活動再開。並行してソロ活動も行い、20年10月独立。21年3月16日、独立して3曲目となるダンスナンバー「NO LIMIT」をリリース予定。