「梨泰院クラス」ロケ地の今 商店街空室率は30% 地元「頑張れ梨泰院」の横断幕
「梨泰院クラス」特需 約7600万円で買った店舗を約2億1000万円で売却
――劇中で「タンバム」は巨大飲食企業「長家(チャンガ)グループ」の妨害で移転を余儀なくされました。「タンバム」2号店はどんな状況ですか?
「タンバム1号店から南山(ナムサン)タワー方面に向かって20~30分ほど歩いた解放村エリアに2号店があります。坂道や階段が続いていてけっこうきつい。ハアハアいいながら行ってきました(笑)。店は営業していて、風通しの良い屋上の席はカップルでいっぱいでした。『orioel』という名のこの店は、もともとはある歌手が運営していた人気カフェです。屋上にも席を設置するルーフトップ型のバーのはしりで、普段から行列ができるので周囲の店も相次いでルーフトップ型カフェに改装するほど。『梨泰院クラス』のヒットにより超人気店になったのを機に所有者が当初8億ウォン(約7600万円)で買った店舗を昨年7月に22億ウォン(約2億1000万円)で売却したという話まで出ています。屋号はそのまま引き継いでいて今は30代の男性が経営しているようです」
――実際に店内に入ったことは?
「この店は『梨泰院クラス』の放送前から人気だったので、何回か行ってみましたが、いつも混んでいて入れない。しかも、屋上の席は土日の予約不可、ということもあって。1階はバーになってますが、みんな屋上に行きたがるから競争率が高い。梨泰院が一望に見下ろせて気分爽快でしょうね。『梨泰院クラス』のファンが行きたくなる気持ちが分かります」
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