女優の山谷花純と高柳明音が、舞台と映画が融合した作品「ママンザイ」を3月に上演することが決定した。

　今回の「ステージシネマ」は、新型コロナウイルス禍で舞台や映画など多くのエンターテイメント作品が中止や観客半減などになる中で、舞台や映画に関わる人々が届けられることは何かを模索した中でできたジャンルになる。

　劇場のステージ上で繰り広げられる漫才やコントの映像を軸に、楽屋から舞台に上り、そして舞台を降りるところまでを一編の映像作品にまとめ、上映日時を区切って配信する試みだ。

　今回制作した「ママンザイ」は、山谷がボケ、高柳がツッコミのお笑いコンビ「気になる木」がコンビ愛を確かめるために仕掛けた解散ドッキリが波乱に満ちた展開につながっていくというフェイクドキュメンタリー。2人は作品の中で漫才や仮想コントも披露しており、笑いあり涙ありの作品になる。上演期間は3月5日～同14日で、上演予定時間は約40分。

　山谷は「役者にとって肩こりせずに楽しめる空間でした。劇場はなくなってほしくない場所なので同じ物を違う角度で観る楽しみとして配信を通して、その良さがもっと広がっていって欲しいなって思います」とコメント。

　一方の高柳は「山谷さんとは同じ事務所でも一緒にお芝居する機会はなかなかないので新鮮でした。舞台と映像のいいとこどりをしていると思います。今回ツッコミの役でしたが、めちゃくちゃ体力いりました！（笑）。久々にあんなに声を張ったりしたのでめちゃくちゃ大変でした」と充実した様子を見せた。

　エネルギッシュで、コミカルな2人の演技に注目だ。