「東宝芸能」久々の大型新人・西垣匠は元フェンシング日本代表、ミスター慶應グランプリ
「東宝芸能」期待の新人が西垣匠(にしがき・しょう、21)だ。沢口靖子、長澤まさみ、上白石萌音、上白石萌歌、浜辺美波ら「東宝シンデレラ」出身の女優陣の印象が強い中、久々のシンデレラボーイ。石川県での高校時代はフェンシング日本代表として活躍、ミスター慶應2019グランプリという輝かしい経歴の持ち主。早くも、ドラマ出演、モデルが決定する中、「SEKAI NO OWARI」のショートドラマ化企画「YOKOHAMA blues」ではメインキャストを務めた。
事務所先輩には長澤まさみら「僕もずっと愛され続ける俳優を目指したい」
「東宝芸能」期待の新人が西垣匠(にしがき・しょう、21)だ。沢口靖子、長澤まさみ、上白石萌音、上白石萌歌、浜辺美波ら「東宝シンデレラ」出身の女優陣の印象が強い中、久々のシンデレラボーイ。石川県での高校時代はフェンシング日本代表として活躍、ミスター慶應2019グランプリという輝かしい経歴の持ち主。早くも、ドラマ出演、モデルが決定する中、「SEKAI NO OWARI」のショートドラマ化企画「YOKOHAMA blues」ではメインキャストを務めた。(取材・文=平辻哲也)
身長178センチ、体重57キロ、スラリとしたスタイルに甘いマスクの現役慶應ボーイは「本当にありがたいことに、たくさんお仕事させていただいています。(所属する)東宝芸能には、本当に長く活躍される方が多いので、僕もずっと愛され続ける俳優を目指していきたいです!」と意気込む。
セカオワのショートドラマ化企画「YOKOHAMA blues」では、主人公(Kaito)が思いを寄せていた女性(古川琴音)の結婚相手を演じた。望むものは手に入れたが、本当に愛する人と結ばれなかった男が、ほかの男と結婚する女性を思って、歌うというストーリー仕立て。「出演させていただき、光栄でした。セリフがない分、表情、動きでお芝居をしなきゃいけないところがすごく難しかったですね」と振り返る。
ミスター慶應は非の打ち所がない“王子”のような存在だが、小さい頃からシャイだった。「人前に出るタイプではなくて、ずっとフェンシングか勉強かっていう感じでしたね。普段はメガネで、試合の時だけコンタクトレンズをつけていました。中学の時はフェンシング部がなかったので、科学部。本当にインドア人間で、休みの日はテレビゲームばかりしていて、あんまり外に出てはしゃぐこともないんですよ(笑)」と照れながら話す。
フェンシングは小学3年生の時、指導者だった父の影響で始めた。高校時代はインターハイで全国6位、日本代表になったこともある。「オリンピックは一時期、目指していたんですけど、壁があって…。親はフェンシングをやめたら、友達ができないんじゃないかとだけ心配していましたね」。
もう一つ好きだったのは映画だった。「母が映画好きで、小さい頃からレンタルビデオ屋さんに一緒についていったんです。それで5歳くらいの時に初めて見たのがトビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』(2003年)。その頃は映画監督とか裏方さんになりたくて、出る方になるとは考えもしませんでした」。
そんな西垣の転機になったのは、大学2年の時の「ミスター慶應コンテスト」出場だった。「気にはなっていたんですが、友達が後押ししてくれたんです。グランプリにはびっくりしました。これを頂いたら、何かの判断材料やひとつの武器にはなるかな、と」。1年間、別の事務所に研修生という形で演技レッスン。その事務所の本採用では不合格になってしまったが、俳優になることを諦めきれず悩んでいたところ、今のマネージャーの目に留まり、昨年12月に東宝芸能に所属することになった。