歌舞伎俳優・尾上松也が映画「すくってごらん」で初主演 監督が明かした抜擢の理由

3月12日公開の映画「すくってごらん」では、映画初主演・尾上松也が映画初主演、「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子が映画初ヒロインを務める。公開を約1か月後に控え、真壁幸紀監督が歌舞伎俳優の尾上を主演にキャスティングした経緯が明らかになった。

尾上松也が主演を務める映画「すくってごらん」【写真:(C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子/講談社】
尾上松也が主演を務める映画「すくってごらん」【写真:(C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子/講談社】

尾上松也が主演、百田夏菜子がヒロインを務める映画「すくってごらん」

 3月12日公開の映画「すくってごらん」では、映画初主演・尾上松也が映画初主演、「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子が映画初ヒロインを務める。公開を約1か月後に控え、真壁幸紀監督が歌舞伎俳優の尾上を主演にキャスティングした経緯が明らかになった。

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 映画「すくってごらん」は、とある失敗で左遷されたプライドは高いがネガティブな銀行員・香芝誠が、都会から遠く離れた地で出会った「金魚すくい」を通じて、思いもよらない成長をしていく物語。香芝を演じるのは映画初主演の尾上。彼が一目ぼれする美女・吉乃を初のヒロイン役となる百田が務める。

 原作は世界初の金魚すくいマンガにして、「このマンガがすごい!」にもランクインした傑作漫画「すくってごらん」(大谷紀子/講談社)。メガホンをとったのは、長編デビュー作「ボクは坊さん。」で高い評価を受けた真壁監督。原作と同じ奈良県を舞台に「和」の世界と斬新な映像表現を融合させ、大胆かつ優雅、そして華麗なるエンターテインメントを誕生させた。

 主演を務める尾上は歌舞伎以外の舞台や、山崎育三郎、城田優と立ち上げたプロジェクト「IMY(アイマイ)」でも活躍、2020年は日曜劇場「半沢直樹」(TBS)に出演し話題となった。今作の主演には30代前半で、歌唱力があり、そしてコメディーも演じられる華のある俳優という“3つの条件”があった中、真壁監督は「尾上松也がいるじゃないか!」という結論に達したという。

 尾上は企画書を読み、即座に出演を決めたとのこと。「イメージできないことがたくさんありましたが、チャレンジしてみようという心が詰まっている気がして、そこに賭けたかった。そういう人たちが好きなんです」「自分の感覚を信じて、結果的に、いい判断をしたなと今は思っています」と自信を語っている。

 ほかにもヒロイン役の百田、劇団四季出身でミュージカルや舞台で主演を務める俳優の柿澤勇人、「RENT」などミュージカル経験もある石田ニコル、ミュージカル『テニスの王様』等で活躍する矢崎広らが出演し、歌と笑いと魅惑の世界が描かれる「すくってごらん」に注目だ。

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