国際宇宙ステーションで任務中の宇宙飛行士・野口聡一さんが28日、オンラインで行われた「6months mission challenge キャンペーン野口宇宙飛行士リアルタイム交信イベント」に生中継で登場。子どもたちとリアルタイムで交流を行った。

　上下逆さまで中継に登場し「上下逆でしたー！」と“宇宙ボケ”を披露した野口さん。「挑戦を止めない」がテーマのイベントにちなみ、3つの挑戦を聞かれると「毎日運動を欠かさない、お酒を飲まない、スマホを触らない」と答え、「宇宙ステーションでは毎日2時間半トレーニングをしなければいけません。お酒は地上では絶対に無理ですが、ここにいる限り飲めません。国際宇宙ステーションは携帯の持ち込み禁止なので、100％達成しています！」とジョークを交えて語った。

　少年野球に励む子どもには「僕の投げる球は速いですよー。国際宇宙ステーションは時速2万6千キロ以上のスピードで地球の周りを回ってますからね。時速2万6千キロのボールを受けてみろー！」。今回の参加者で最年長18歳の高校3年生の女性から、なぜ人間は宇宙に行くのかと聞かれると、「人間が宇宙に出ることでどう進化するのかを知りたい。僕はたかだか250日くらいしか宇宙にいないので、赤ちゃんと一緒ですけど」とユーモアたっぷりに語った。