戸塚祥太、松田悟志、冨岡健翔がエピソードを次々告白 「未来記の番人」会見全文
松田「祥太くんがギャグを言われた。それですっごくラクになった」
――舞台上での戸塚さんとの絆はどうでしょうか。
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冨岡「毎年、A.B.C-Zさんの主演舞台に出していただいたり、個人で言うと、約20年前に事務所に入って曲の拍の取り方から、なにも分からないときから、A.B.C-Zの皆さんと一緒にアクロバットさせていただいたりしていて、『今だ!』と背中を押していただいたりとか、本当に昔からお世話になっている先輩。今回はできるだけ戸塚さんのことを支えられるように頑張って行きたいなと思っています」
――戸塚さんの座長としてのイメージは。
冨岡「一緒にお仕事させていただいているときも、とにかくまっすぐで純粋でピュアなイメージがとてもあります。お芝居していても、『ここはもっとこうした方がいいと思う』と演出家さんと一緒に、まっすぐ目を見て話されているイメージ。でも、普段しゃべると急にチャーミングな笑顔で話しかけてくださったり、昔から戸塚くんがいるだけでその場が明るく、柔らかい雰囲気になる、昔から大好きな先輩です」
松田「直接お会いするのは今日が初めてだったんですけども、本当にイメージ通りの方。初めましてのときに『悟志くん』とおっしゃったんですよね。それがすごく嬉しくて、自然と『祥太くん』といけるので、関係を作っていただいたなと思います。あと、僕あまり緊張しないんですけど、今日はものすごく緊張していたんです。この作品に懸ける意気込みがあって昨日も全然寝れなくて。さっき、ここに出てくる直前の部屋でずっと緊張して『どうしよう』と思っていたんですけど、祥太くんが水をガバッと飲んで『やっぱりストレートは利きますね』とギャグを言われたんですよね。それですっごくラクになった。そういうひょうひょうとした空気を持たれている方だなと思っていましたが、実際こうしてお話をしてみると『すごいな』と。この状況で普段通りの、家で雑誌でも読んでいるかのようなテンションでこれるっていう強さってすごいなと思いました」
――「悟志くん」と呼んだのには理由があるのですか
戸塚「『悟志くん』って呼びたかったんですよね(笑)。下の名前で呼びかけるんですよね、自分のくせで」
――それが雰囲気を作るコツ?
戸塚「自分の中ではそうですね」
――コロナ禍で、みんなで食事にいったりするのは難しいが、座長として(雰囲気作りについて)何か考えていることはあるか。
戸塚「稽古開始の前にまずミーティングをして、稽古が終了したら反省会をやりたいと思っています。……冗談です(笑)。でも、みんなで稽古場での時間をできる限り共有していきたいなと思っています」
――千里眼を持つ役ですが、戸塚さんには何か変わった能力、特技はありますか。
戸塚「今パッと思いつく限りでも78個くらい出てきたので、その中から絞るのはすごい難しくてですね……。アリと話せたことがあるかもしれないですね。幼稚園生の頃、アリさんの行列を僕はずっと眺めていて、『早く女王アリのところ行かなくちゃ』『セミの足重いわ』とか聞こえてましたね。子どもの頃は。すみません、こんな空気になるとは思っていなくて……(笑)。失礼しました」
――実際に千里眼の能力があったら何が見たいですか。
戸塚「空を見たいですね。大気圏に突入するところや星は肉眼でどこまで見えるんだろうとか、土星の輪っかはどのくらい見えるんだろうとか」
松田「未来は見たいですね。直近の3年後とか。コロナが終わっていて、僕らがみんなでご飯を食べられるようになっていたいですね。やっぱり舞台作品って、みんなのコミュニケーションがすごく大事なので、そういうことが何の障壁もなく取れるように早くなってほしいと思います」
冨岡「月並みですけど、この状況下だとなかなか旅行にも行けないですし、会いたい人にも会えないので『みんな、どうしているのかな』と心配ですし、それこそ海外も行ってみたいという思いがあるので、自分の家にいながらそういうものをずっと見てのんびりしたいなって思います。あとは、未来だとこの舞台が無事に千秋楽を迎えられているのかなというのは……。でもこれは僕らが一歩ずつやっていくことだと思うんですが、期待を込めてやっていきたいですね」