秋葉原・池袋に続き「市ヶ谷を第三の聖地へ」 体験型アニメスポットの挑戦

「東京アニメセンター in DNPプラザ」の山本慎也さん
「東京アニメセンター in DNPプラザ」の山本慎也さん

従来の企画展と違った表現方法で体験価値を高めていく

 1階のカフェでは企画展に連動したコラボメニューを販売。キャラクターが印字されたラテアートが定番商品だ。2階のイベントスペースではトークショーやサイン会などコミュニケーションスペースも併設。施設全体を通して、クリエイターとファンをつなぐコミュニティーの場所になるべく、趣向を凝らしている。

 オフィスビルや官庁が立ち並ぶ「市ヶ谷」という都心の中の都心と呼べるロケーションでの大胆参入。企画展の来場者は過去25回で20万人を超え、着実に歩みを進める。とはいえ、次の目標は「年間20万人」であり、担当者の山本慎也さんは「まだまだこれから。発展途上にあるので、もっと認知度を高めていくことが重要。また、従来の企画展と違った表現方法など、お客様の体験価値を高めていくことが重要」と話す。市ヶ谷から電車でいずれも約10分で、世界中から観光客が集まる秋葉原、“腐女子”にも人気の池袋の背中を追う日々だ。

 今後はアニメ、ゲーム、マンガの日本の3大コンテンツを世界により広く発信する海外展開も視野に入れるという。市ヶ谷のアニメ拠点のさらなる“進化”に注目だ。

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