芳根京子、北川景子と2度目の共演で「脳みそと心がバラバラ」 涙の不思議体験を告白

映画「ファーストラヴ」(2月11日公開、堤幸彦監督)完成報告イベントが12日、都内の東京ポートシティ竹芝・ポートホールで行われ、主演の北川景子、芳根京子、堤監督らが登壇した。

堤幸彦監督、芳根京子、北川景子(左から)【写真:ENCOUNT編集部】
堤幸彦監督、芳根京子、北川景子(左から)【写真:ENCOUNT編集部】

芳根の涙に北川「ピッと押したら出るのかな?」

 映画「ファーストラヴ」(2月11日公開、堤幸彦監督)完成報告イベントが12日、都内の東京ポートシティ竹芝・ポートホールで行われ、主演の北川景子、芳根京子、堤監督らが登壇した。

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 本作は、第159回直木賞を受賞した、島本理生の同名小説を映画化したサスペンス・ミステリー。北川が動機なき殺人事件の真相に迫る主人公の公認心理師・真壁由紀、芳野が父親殺しの容疑者・聖山環菜を演じた。

 2015年に放送されたドラマ「探偵の探偵」(フジテレビ)で姉妹役を務めた2人は、2度目の共演。うれしい再会に北川は、「たくさん連絡を取るようになって、今回の役柄とオーバーラップしているというか、自分たちもさらに結びつきが強くなりました」と笑顔を見せた。

 芳根は、ドライリハーサル(段取り)で涙を流しすぎ、本番でも同じように泣くことができるか不安に感じたエピソードを明かし、「すごく緊張したんですが、北川さんを目の前にすると、できないかも……と思う暇もなく、涙があふれてきました。脳みそと心がバラバラみたいな」と不思議体験を告白。「あそこで乗り越えられたのは、北川さんとご一緒できたからだと思っています」と感謝を述べた。

 北川も芳根の演技について、「何回やっても、ピッと押したら出るのかな? というくらい、たくさん涙が出る。加減していいよ、と思うこともあって、アクリル板を叩くシーンでも全力で叩いて、本番終わるごとにいろんなところにアザを作っていた。全力投球ですごい女優さんだと思いました」と絶賛した。

 今作の見所の一つ、由紀と環菜の接見シーンについても、「彼女を爆発させることができれば、絶対にいいシーンになるという確信がありました。感情が爆発させられるように、私は受け止めようと思いながら演じました」と熱演を振り返ると、堤監督は「かく言う北川さんもすごかった。2人とも涙の魔術師です」と太鼓判を押していた。

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