80歳迎える小林克也「ベストヒットUSA」誕生秘話を告白「最初はオファー断っていた」

小林克也の生誕80年、BS朝日「ベストヒットUSA」誕生40年を記念した「ベストヒットUSAで 80/40プロジェクト」が始動。そのスターティングイベントとして、初のオンラインファンミーティング「オンラインサロン裏ベストヒットUSA in association with Bridgestone」が11日の夜、番組フェイスブックで開催され、抽選で選ばれた約200人が参加した。

小林克也(左上)・川岸才門プロデューサー(右上)に加え ゲストの鈴木賢司(左下)がロンドンからサプライズ参加
小林克也(左上)・川岸才門プロデューサー(右上)に加え ゲストの鈴木賢司(左下)がロンドンからサプライズ参加

日本人ゲストの最初は矢沢永吉だった

 小林克也の生誕80年、BS朝日「ベストヒットUSA」誕生40年を記念した「ベストヒットUSAで 80/40プロジェクト」が始動。そのスターティングイベントとして、初のオンラインファンミーティング「オンラインサロン裏ベストヒットUSA in association with Bridgestone」が11日の夜、番組フェイスブックで開催され、抽選で選ばれた約200人が参加した。

 21年は記念すべき年。小林は3月27日が80歳(傘寿)の誕生日。1981年4月4日にスタートした「ベストヒットUSA」は放送開始から40年を迎える。

 小林は「最初、テレビは『待つ時間が長いから』とオファーを断ったんです。でも、FM東京で準備をしていたら、スーツを着た人たちがやってきて、『よろしくお願い申し上げます』と言うんです。(マネジャーをしている)カミさんが仕事を断っていなかったんです。そんなわけで番組が始まったんですが、最初は何をやっていいのか分からなかった。(レコードジャケットがドミノ倒しになる)タイトルロールは直前に24時間かけて、スタッフが撮影した。今だったら、CGでできるのに」などと誕生秘話を披露した。

 初回放送は録画が現存せず、広報資料のみ。出演者にはロッド・スチュワート、ザ・マンハッタンズ、アバ、ブロンディ、クリフ・リチャード、スティックスらの名前が並ぶ。「ゲストにも鍛えられた。日本人ゲストの最初は矢沢永吉。『イギリス・アメリカのビッグが出る番組なら出てもいい』と言っているのを聞いて、出演交渉しました。ほかにも、坂本龍一、桑田佳祐が出てくれた」と話した。

 スペシャルゲストとして、98年から人気バンド「シンプリー・レッド」のメンバーになったギタリスト・鈴木賢司がロンドンから登場。「イギリスではツアーも中止、サッカーも無観客になっています。レコーディングも一昨年やったきりで。家でソロアルバムを製作しています」とロックダウン中の生活を報告。「シンプリー・レッドのライブをやると、観客は最初から最後まで一緒に歌う。歌が生活に染み付いているなと感じます。会場で大合唱になると、ひとつの時間を共有しているなと思います。イギリスでは、ミュージシャンは芸術家として扱われている。ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースがアメリカで紹介してくれて、シンプリー・レッドは人気になった」などと話し、生演奏も披露。10月からはシンプリー・レッドのツアーも予定されているという。

 オンラインサロンでは参加者の質問も受け付け。「1番オーラのあったゲストは?」には、「有名な人ほどオーラはあった。例えば、イーグルスのドン・ヘンリー、グレン・フライ。ヴァン・ヘイレンはゲストではなく、僕らが取材にでかけた。エディ(・ヴァン・ヘイレン)はいつもニコニコして、ギターを絶対に離さなかった。パンクな人たちはバッドにふるまう。ジョン・ライドンには『つまらない質問するなよ』とか言われて困ったりもしたけど、インタビューが終わったら肩を組んでくれたり、写真撮影について来いと言われた。ジョー・ジャクソンは自分の殻にこもる人。影響を受けた人はと聞いたら、『忘れた』と言われたり、インタビューのすべてがうまくいったわけではなかった」と“洋楽マル秘エピソード”を披露した。

 2月8日に第2回オンラインサロンを開催することも生配信内で発表された。15日正午から先行申込受付を開始。詳細はBS朝日の番組ホームページ。参加費無料。抽選で限定200人を招待する。初回に参加された方も応募可能。さらに小林の誕生日である3月27日には東京・Zepp Hanedaでライブイベントを行うことも発表された。

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