・1曲目／瞬き（back number）

　谷口さんは過去の予選でも非常に味のある歌を披露されていました。今年はさらに表現の壁を突き破って、予選で「スナックみたいだ」と審査員に言わしめた。ほかの人とまったくかぶらない歌で、また違った魅力を見せてくれました。

　今回初めての決勝大会で緊張もあったと思いますが、新しい個性でイベントに彩りを加えてくれて本当にありがたかった。谷口さんの声と音楽性なら、この曲の場合はどんな歌い方をするんだろうとか、いろんな歌を聞きたくなります。特に、予選で歌った「OH MY LITTLE GIRL」（尾崎豊）はめちゃくちゃカッコよかった。生バンドと歌う場慣れと経験を積み重ねたら、さらに良い歌になりそうなので、すでに第4回大会で化けるんじゃないかと期待しているメンバーの1人です。

・1曲目／風が吹いている（いきものがかり）
・2曲目／サンサーラ（中 孝介）

　皆さんには、山内鈴蘭という子を誤解しないでほしいと思っています。普段のキャラとかトークはちゃらんぽらんだけど、やる時は本気でやります。この1年、歌と真摯に向き合って、本気で練習してきたからこそ、第1組をトップ通過できた。勝負事に真剣に努力して臨む姿勢はまさにプロですね。

　歌唱力No.1決定戦は、若手だけが活躍する場ではありません。それぞれのメンバーの新しい面、努力が見える点では、48グループを10年以上支えてきたベテランの本気を、後輩メンバーやファンのみなさんに見ていただきたい。第1回、第2回大会よりも段違いにうまくなって帰ってきていて、努力しないと決して実現しない成長ぶりでした。