今でこそ芸能界に友人がたくさんいるが、もともと恥ずかしがり屋で友人は少なかった。
1982年、大邱市寿城区で両親、姉の4人家族に生まれた。本名はソン・オンジン。子どもの頃のソン・イェジンは、両親が心配するほど無口で、1人で人形遊びを楽しむおとなしい子どもだった。

「2歳上の姉もソン・イェジンに負けず劣らず美人です。ソン・イェジンは両親に甘えたり、しょっちゅう連絡をとったりする性格ではないのですが、姉は反対のタイプだそうです。元銀行員で、06年に整形外科医と結婚しています」（韓国ドラマに詳しいライター・前出）

　ソン・イェジンは食べることも大好きで、子供の頃の夢はパン屋さんだったが、周囲に「かわいい」としきりに言われるうち自覚が芽生え、中学生のとき女優志望に。高校在学中には、街で声をかけられファッション誌のファッションチェックコーナーで取り上げられたこともあった。

　高校3年のとき、友人に現在の所属事務所のマネジャーを紹介してもらい契約。99年、CMでデビューした。上京してソウル芸術大学映画科に進学し本格的に芸能界を目指したが、オーディションに落ち続けていたところ、彼女を覚えていたドラマ監督が、01年、「おいしいプロポーズ」を撮る際に主役に大抜てき。「おいしいプロポーズ」の大ヒットとともに、ソン・イェジンも一気に若手人気女優の仲間入りをした。

「当初は演技がイマイチといわれました。それで奮起したのでしょう。その後はドラマに映画に主演を続け、ヒットを連発。映画賞もたくさん受賞しています。映画『四月の雪』でペ・ヨンジュンと共演したり、映画『私の頭の中の消しゴム』が日本で大ヒットしたりしたので、日本でも人気が高い女優です」（芸能記者）