――純粋でまっすぐな直ちゃんの仲間には、金持ちで頭のいいきんべと、貧乏でガサツなてつちん、そして心優しく泣き虫な山ちょ（竹原ピストル）の個性あふれる3人が登場します。

杉野「この4人だったら誰だろうね。僕は直ちゃん」
渡邊「まんまだね（笑）　すごくぴったりだと思う。俺はキャラクターで言うと、てつちんに近いかな。生意気だし、いろんなことに興味はあるけど、ちょっとダルい感じというか……」
杉野「今からは想像つかないね。いま結構セクシーじゃん」
渡邊「ありがとうございます。セクシーいただきました（笑）」

――今作で初共演ですが、お互いの印象について教えてください。

杉野「作品も拝見したこともありますし、ツイッターなどで流れてくるし、『髪長いな』と思ってたけど、やっぱり髪長いなって（笑）　『クールだな』『しゃべるのかな』と思っていたけど、熱い部分も持っていて、そのギャップが魅力的です。セクシーなのはもちろんあるけど、内に秘めているタイプ。だから、それが分かった瞬間にみんな好きになるんだろうな」

渡邊「もうね、直ちゃんなんです。無邪気だし、思ったことがそのまま口から出ている感じというか、すごくありのままな気がして。現場でも飾らない、自分らしさがずっとある人。それがすごく魅力的です。抜けていることもあるけど、杉野遥亮らしさでもあって。クランクアップの時、『どんなことを言うのかなと』思っていたら、しっかり考えてしゃべっていて。熱いし、皆さんのことすごくしっかり考えているし、作品のことをなにより考えているんだなっていうのが見えて。もう1回仕事したいって思うようになりました」
杉野「それを言葉にしてくれて、僕も今すごくうれしくなっちゃったよ。うん、うれしい！」
渡邊「魅力だらけですよ！」

――お2人はどんな小学生時代を過ごしていたのでしょうか。

杉野「僕は外で遊ぶのが大好きな子どもでした」
渡邊「俺はドッヂボールをやってた。他の学年に取られないように、朝めちゃくちゃ早く行って、ボール持って（校庭に）線を書くっていう」
杉野「あとは、学級委員長とかリレーの選手とか、『なんでも経験したい！』みたいなタイプ」
渡邊「リレーの選手は格好いいよ！」
杉野「格好いいし、足速い人ってモテるじゃん！」

――勉強は得意な方でしたか。

杉野「勉強も負けたくなかったから、授業をちゃんと受けるタイプでした」
渡邊「負けず嫌いなんだね」
杉野「『先生に褒められたい！』『みんなに教えたい！』みたいな感じだったかな」
渡邊「直ちゃんだね（笑）　俺は通信簿に毎年『落ち着きがない』って書かれていました。とにかく誰かにちょっかいかけたり、好きな子に嫌がらせしちゃうタイプ。でも、勉強もそれなりにはできたよ。点数を取れないのがダサいと思っているところがあって。負けたくないし、それなりの点を取れるように授業もそれなりに聞いて、ふざけるところはふざけてっていう子どもでした」
杉野「でもいいね。バランスのとれた悪ガキって感じ」
渡邊「そうなのかな（笑）」