「小栗旬になれる」と思い飛び込んで10年、葉山奨之が語る“大人”との境目
倉本聰さんが書いた全シナリオが載った本を購入「どこからどこまでがセリフなんだろう」
――葉山さんが勇気をもらった作品というのは?
「友達に勧められて、『北の国から』を初めて全部観ました。長く続いているシリーズですが、令和の時代に見てもぐっと引き込まれる世界観で、すごいドラマだな、日本のドラマも世界に負けていないなと思いました。どこからどこまでがセリフなんだろうと思い、倉本聰さんが書かれた全シナリオが載った分厚い本を買って読んだんですが、ほとんどシナリオ通りで、出演者が自分の言葉にして言っているんですよね。やってやるぞ! というような活気がすごく伝わってきて、良い刺激を受けましたね」
――「江戸モアゼル」は深夜ドラマですが、たくさんの方に見ていただけるといいですね。
「深夜は落ち着いて見られる人が多い時間帯のような気がします。みなさんに楽しんでいただけるよう明るいエネルギーを持って、この作品に挑みたいと思います」
□葉山奨之(はやま・しょうの)1995年12月19日、大阪府出身。2011年にドラマ「鈴木先生」(TX)でデビュー。18年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でニューウェーブアワードを受賞。主な出演作品にドラマ「まれ」(NHK)、「僕たちがやりました」(KTV)、「セトウツミ」(TX)、「未満警察~ミッドナイトランナー~」(NTV)、映画「青空エール」「きょうのキラ君」「恋は雨上がりのように」「サヨナラまでの30分」など。