新春M-1反省会 かまいたち、ウエストランド、東京ホテイソンが語る2021年

「マヂカルラブリー」の優勝で幕を閉じた「M-1グランプリ2020」。例年以上に白熱した戦いが繰り広げられたが、出場資格の結成15年を過ぎ出場者から観戦者の立場に回った「かまいたち」濱家隆一と山内健司は今回のM-1をどう見たのか。決勝初出場で9位の「ウエストランド」の井口浩之と河本太、同10位の「東京ホテイソン」たける、ショーゴとともに振り返ってもらった。

2019年のM-1ラストイヤーを振り返ったかまいたち【写真:ENCOUNT編集部】
2019年のM-1ラストイヤーを振り返ったかまいたち【写真:ENCOUNT編集部】

かまいたちが今だから明かすM-1ラストイヤーの“誤算”とは

「マヂカルラブリー」の優勝で幕を閉じた「M-1グランプリ2020」。例年以上に白熱した戦いが繰り広げられたが、出場資格の結成15年を過ぎ出場者から観戦者の立場に回った「かまいたち」濱家隆一と山内健司は今回のM-1をどう見たのか。決勝初出場で9位の「ウエストランド」の井口浩之と河本太、同10位の「東京ホテイソン」たける、ショーゴとともに振り返ってもらった。

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――それぞれの立場から、今回のM-1を振り返って

濱家「自分たちが携わってないM-1は15年ぶり。楽に見られるかなと思ったけど、知ってる後輩も出てるとなると見てるほうがしんどい。出てるほうがまだ楽やなと思いましたね」

山内「そうそう。誰に肩入れするでもなく、みんなウケてみんな優勝しろという思いで見てましたね」

井口「僕らもホテイソンも初めての決勝。今までは悔しがってるコンビを見ても『いいじゃんか、決勝行けたんだから』『ファイナリストまで行けたんだからいいじゃん』と思って見てた。でも、いざ決勝まで行ってみるとこんなに負けるの嫌なんだなと」

たける「僕らは最下位だったんで、余計にそう。最下位でイジってもらえるとはいえ、やっぱり悔しかった」

ショーゴ「2021年にやるネタを、出番が終わったM-1の喫煙所でもう考えてました。それくらい悔しかったですね」

――かまいたちが見るM-1のポイントは?

山内「そうですね、僕らがM-1を取った時は……」

濱家「取ってへんわ! 誰目線か知らんけど、1回だけ2位になっただけやで!」

山内「やっぱり優勝から逆算して、1本目と2本目の組み立てはシビアな目で見てるかな。初めて決勝に出た時って、とにかく一番いいネタを見せつけたくて1本目に持ってきちゃうけど、やっぱり勝つためには強いネタを2本目に持ってこないと。1本目でダメなら来年にネタを温存できたくらいの気持ちでいたほうがいい。決勝出て顔覚えてもらうことで、翌年以降に効いてくることもあるからね」

濱家「そういう意味で僕らは自信のあった『UFJとUSJ』のネタをずっと2本目に置いてきた。でもラストイヤーは出番が2番目で回ってきて、仕方なしにあのネタを1本目に回して……まあ、もくろみが崩れちゃったんよな」

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