乃木坂46・堀未央奈が24歳で卒業を決断したワケ「後輩たちが成長できる場に」

最後は挑戦して終わりたいと思っていた【写真:荒川祐史】
最後は挑戦して終わりたいと思っていた【写真:荒川祐史】

アイドルも人間味があっていいのでは

――ダンスにも堀さんの思いが、たくさん詰まっていると感じました。

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「1人のダンスは、より感情が入っていなければならないし、グループで踊るのとは違い、すべての視線が自分に集中するので、緊張感がありました。穏やかなMVもいいと思うのですが、最後は挑戦して終わりたいと思っていたので、今まで経験したことがないことをやらせていただきました」

――ダンスや歌詞はもちろん、表情や指の先からも、堀さんの気持ちが伝わってきました。

「雨が降る中での撮影で、100%で踊ることができない部分もありましたが、表情で感情を見せたり、アドリブも入れて、歌詞と自分の気持ちをリンクさせたものをダンスで表現しました。細かい部分も見ていただけたらうれしいです」

――昨年は新型コロナウイルスの影響もあり、ライブの開催や握手会などのイベントでファンの方と触れ合うことができませんでした。そういった期間を過ごして、ファンの方の存在について、どんなことを思いましたか。

「握手会であたたかい言葉をかけてくださったり、ライブで名前を呼んでくださること自体当たり前ではない、すごく大きな存在なんだと、改めて気づかされました」

――インスタグラム、YouTubeのコメント欄には、ファンのみなさんから、たくさんのメッセージが届いていました。

「インスタのリプライもMVのコメント欄も読ませていただいて、ネット社会だからこそできる交流もあり、身近にも感じられる部分がありました。私は、アイドルもどこか人間味があっていいのではないか、ファンの方と気持ち的に寄り添い合えるアイドルもいいのではないかと考え、活動してきました。SNSのコメントにも、すごく救われた1年でした」

 後編では、センターというポジション、乃木坂46として過ごした7年間について語る。

□堀未央奈(ほり・みおな)1996年10月15日生まれ、岐阜県出身。13年3月、乃木坂46の2期生オーディションに合格し、同年秋には7thシングル「バレッタ」のセンターに抜てきされ、シングル表題曲初参加。17年からファッション誌「ar」のレギュラーモデルを務める。19年には映画初出演・初主演作「ホットギミック ガールミーツボーイ」が公開され、「第22回 上海国際映画祭」でアジア新人部門・優秀女優賞を受賞した。乃木坂46は、1月27日に26thシングル「僕は僕を好きになる」をリリース。本作の初回仕様限定(CD+Blu-ray)盤 Type-Cにはカップリングとして、堀のソロ曲「冷たい水の中」が収録される。

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