漫才頂上決戦「M-1グランプリ2020」で優勝を果たしたお笑いコンビ「マヂカルラブリー」が27日、無料動画配信サービス「GYAO！」で配信される「新王者マヂカルラブリーが全集中ぶっちゃけトーク！　M-1アフター座談会」の収録を行った。

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　番組は、全3回で配信され、前編は12月30日の午後8時から配信。中編は2021年1月8日、後編は1月15日の午後3時から配信を予定している。ゲストに、10年以上前から毎月ライブを共に行う師匠的存在の「モダンタイムス」、結成当時からお互いを知る「アルコ＆ピース」を招き、赤裸々トークが繰り広げる。

　収録前の囲み取材に応じたマヂカルラブリー。M-1優勝後、多忙な日々を送っており、村上が「遅刻がマジで怖い」と話し始めると、野田クリスタルは「僕はもうやってますからね。生まれて初めて遅刻をしました」と告白。今までの仕事では感じたことのない疲れがあることを明かし、「起きたらいけない、という感じに体がなっていました」と振り返った。

　この日は、マヂカルラブリーにとってのホーム「大宮ラクーンよしもと劇場」で4公演をこなしてからスタジオ入りした。ホームの反応について村上は、「満席になることが稀な劇場なので、満席になって、拍手も長かったりしてうれしかった」と笑顔。大宮ラクーンの各所にM-1優勝を祝うのぼりが立っているとのことで、野田は「小恥ずかしくもあったけど、はしゃいでくれている。帰って来たな、という感じがしました」と喜びを語った。

　師匠「モダンタイムス」との共演を前に野田は、「ずっと説教されてきたんですけど、今日は土下座させて、『お前らやる気はあるのか？』『向上心はあるのか？』と聞いていこうかな」と不気味に予告。もう1組のゲスト「アルコ＆ピース」については、「アルコさんが先に売れていって、若干くやしさがあった」と思いを述べ、「今回で距離を詰められたんじゃないかと思いますね」と王者らしくコメントした。

　今後、テレビ番組でやりたいことを聞かれると、野田が“地下芸人”について熱弁し、「改めて、地下芸人の地下臭を味わいたい。昔の深夜番組は、地下臭を感じさせてくれた。それがしたい」とアピール。村上も「地下にとんでもない空間が広がっているのを見てほしい。僕らが、その入り口になれたら」と続いた。

　M-1最終決戦で披露した“つり革ネタ”が「漫才か否か」、インターネットを中心に論争となったが、地下芸人を知る野田は、「俺らごとき、漫才なんですよ。恐れ多くて『漫才じゃない』なんて言えない。(地下芸人の)本当に漫才じゃない漫才を見たことあるので」と語り、村上も「当然のように音楽がかかったり、物をめっちゃ持ち込んだり、脱ぐとかあるんでね」と、知られざる地下芸人の世界を明かした。

　最後に収録へ向け、村上が「懐かしいメンバーなので、昔やっていたライブの話をしたり、仲の良さが出せたらいいなと思います」、野田が「ちょっとコアな話になっていく可能性もある……。ついていけなくなることもあるかもしれないけど、結果、楽しい感じになっていると思うので、最後までとりあえず見てください！」と意気込みを語った。

■GYAO！「新王者マヂカルラブリーが全集中ぶっちゃけトーク！　M-1アフター座談会」
出演者：マヂカルラブリー
ゲスト：モダンタイムス、アルコ＆ピース
＜配信スケジュール＞
前編：12月30日(水)午後8時～
中編：1月8日(金)午後3時～
後編：1月15日(金)午後3時～