レストランを舞台に、食事を楽しみながら観劇する体験型エンターテインメント“劇メシ”の初ドラマ化作品「誰がピザを食べたのか？」が28日から有料配信される。高校時代の同級生4人が同窓会を機に集まり、ふと当時、学校の屋上から転落死した仲良しメンバーのナミの話題に。その真相を追いかけるミステリーサスペンスだ。カギを握るナミ役を演じ、現役高校生のPopteen専属モデルモデルで動画クリエーターとしても活躍する、ゆなが撮影秘話を明かした。

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　撮影は今年11月に行われた。役どころについてゆなは「ナミちゃんはミステリアスで、少し変なところは大人びているけれど、自分の欲求に忠実な性格です。性格は私とは正反対ですね。でもお母さん思いなところは似ているかな？　と思います」と話す。ミステリーサスペンスであるこのドラマの重要シーンは、学校の屋上にて「雨」のシチュエーションとして撮影された。ゆなは「以前、ミュージックビデオ(MV)で雨のシーンを経験してはいたんですが、こんなにも多く雨に打たれることは初めてで、リアルに経験できることでもなかったので、新鮮で楽しい撮影でした！」と振り返りながらも、「ほぼ1発撮りの撮影だったので、ド緊張でセリフをかんでしまって、少し前から言い直すことになった時は恥ずかしかったです(笑)もう頭がパニック状態でした！」と心の内を明かした。

　複雑な家庭環境、友人関係を背負いながらも気丈にふるまう“ナミ”を、ゆながどう演じるのか、その表情に注目だ。

　さらに、現場では11月生まれのゆなへのバースデーサプライズも。「すごくうれしかったです！ケーキもおいしかったし(笑)“劇メシ”チームの現場はいつも温かく、このドラマの現場も最高に楽しかったです！」と思い出に残る16歳のスタートになったことを話した。

「今年は少しずつですが、演技の基礎を学ぶことができたのかな、と感じています」と1年を振り返るゆな。「演技だけでなく、モデルとしても事務所の中で後輩から先輩へと立ち位置が変わっていく年だったので、自分の意識も知識も成長できた1年でした！」と充実した様子だ。

　ゆなは今年、自身の初舞台となった「キツネたちが円舞る夜」(6月公演)のほか、「アヒルがウサギをつかまえました」(7月公演)、「ソースの定義」(11月公演)、そして今作と4つの“劇メシ”シリーズに出演した。新型コロナウイルス感染予防をしながらの稽古は、過酷なものだったといい、「ほとんどフェースシールドをつけた状態での演技、という難易度の高い現場でした。フェースシールドの感覚がなくなるくらいお芝居に集中しましたし、このご時世だからこその演技もできたんじゃないかと思います」と、この経験を次の芝居に生かそうと前向きに語り、2021年の目標は「地上波のドラマに出ること、ゴールデンタイムの人気番組に出ること、YouTubeチャンネル登録者数100万人を突破すること！」と掲げた。

　ドラマ「誰がピザを食べたのか？」は28日午後8時から配信がスタートする。また、配信開始前の午後7時30分からは、ナミの死について思いをめぐらせる同級生4人を演じる蜂谷晏海、早川みゆき、霜月めあ、竹内星菜が参加するオンラインイベントが開催される。